ビーバップ!ハイヒール

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2015年8月20日(木)

すべての笑いはここから生まれた! 関西が誇るエンターテインメント“落語”

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
山根千佳
八塚彩美(ABCアナウンサー)
ゲストブレーン
小佐田定雄(落語作家)
この回の内容に興味がある方は・・・

連日、大入り満員で賑わう落語専門の寄席小屋「天満天神繁昌亭」。さらには、落語界の若きプリンスを撮り下ろしたカレンダーの発売や、噺家を主人公にした漫画「昭和元禄落語心中」が大ヒットするなど、いま、落語は関西で最も熱い芸能だと話題だ。身ぶり手ぶりのみで噺を進め、1人が何役も演じる落語は、衣装や舞台装置などもできるだけ使わずに噺家の腕一本で勝負する。全ての芸の中で最も難易度の高い究極の芸なのだ。今からおよそ300年前、大阪で生まれた落語は、西では上方落語、東では江戸落語として独自の発展を遂げていく。なかでも、当初は屋外で営業していた上方落語は客を最後まで引きつけるため、とにかく笑わせた。関西のお笑い文化は落語から生まれたといっても過言ではないのだ。そんな奥深い上方落語の世界を紹介するのが、落語作家の小佐田定雄先生。落語に関する著書を多数出版し、多くの落語家に脚本を提供する小佐田先生が、落語の魅力を紹介する。

「難しい」「古臭い」など、取っつきにくいイメージのある落語だが、実は、「現代の人たちも『あるある!』と共感できるネタが多い」という小佐田先生。落語には今も昔も変わらない人間模様が描かれている。そんな落語の魅力を名作落語を通して紹介!今でいうパワハラ上司に部下が右往左往する「寝床」、言うことすべてが鼻につく知ったかぶりをやりこめる「ちりとてちん」、早とちりのおっちょこちょいがドタバタ劇を繰り広げる「胴乱の幸助」など、名作ネタを紹介する。スタジオでは、落語の世界から生まれ、現在は私たちが普通に使っている言葉をクイズ形式で紹介する。

桂や笑福亭、月亭など“亭号”といわれる落語家の名前。同じ桂でも、歌丸のいる桂と大阪の桂は違う派閥だ。さらに大阪の桂も、春團治一門、文枝一門、米朝一門と3つに分かれている。この亭号をめぐり、かつて、上方落語界は仁義なき戦いを繰り広げた。江戸時代末期、上方落語界で一大勢力を誇っていた桂。明治時代にはネタが質草になったという伝説の男、初代・桂文枝が現れる。彼の弟子の中でも抜きんでた4人の噺家たちによる二代目争いや、「月亭」という亭号が生まれたいきさつ、戦後、上方から消えかけた落語を救った救世主たちの物語を紹介する。

また、名作落語のオチを当てるクイズに一同が挑む。

「ハテナの自由研究」は、たむらけんじの「適正価格HOWマッチ!?」。今回は、堺市の海鮮居酒屋で人気の看板メニュー「泳ぎイカのお造り」と、大阪・本町にあるダイニングバーの看板メニュー「極厚ベーコンステーキ」をチェックする。

小佐田定雄(落語作家)

小佐田定雄(落語作家)

 

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