ビーバップ!ハイヒール

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2017年1月19日(木)

混迷の時代を生き抜くために!哲学のすすめ

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井・福田)
三戸なつめ
大野聡美(ABCアナウンサー)
ゲストブレーン
小川仁志(山口大学准教授)
この回の内容に興味がある方は・・・

書店では哲学をテーマにした本が毎年のようにヒットするなど、難解なイメージのあった哲学が身近になりつつある。というのも、哲学は私たちの悩みを解決したり、時に勇気を与え、生きる指針となる考え方を教えてくれるのだ。例えば、夢と現実という究極の2択を迫られ、悩んだ時に知っておくといい哲学は、17世紀初頭の哲学者、フランシス・ベーコンの「海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えるのは、けっしてすぐれた探検家ではない」という言葉。世界で初めて“議論”ではなく、“経験”の大切さを説いた彼の考え方は、「やった経験があって初めて『ない』と言える」。何事も、まずはやってみないとわからないのだ。そんな現代人の心に響く哲学者たちの考えをわかりやすく伝えるのが、山口大学准教授の小川仁志先生。哲学の伝道師として活躍している小川先生が、人生の真理を模索した哲学者たちのたどり着いた哲学を紹介する。

現代人は様々な悩みを抱えながら混迷の時代を生きている。そこで、偉大な哲学者たちから学ぶ“生きるヒント”を紹介。長年、一緒に暮らしてきた家族との不毛な関係に悩むアナタの問題は、古代ギリシャの哲学者、ソクラテスが解決してくれる。人間の生き方に関する知恵こそがこの世に必要だと考えた彼の有名な言葉とは? 周囲に馴染めず、孤独を感じているアナタには、フランスの哲学者、デカルトが説いた、哲学史上最も有名な究極の真理が勇気づけてくれる。また、不幸を体験し、幸せになりたいと思いながらも立ち直れないアナタには、まさに、幸福を追究した哲学者、アランがたどり着いたポジティブな哲学がオススメ。そして、いくら稼いでも、もっとお金が欲しいという、たむらけんじのような人には、ドイツの哲学者、ショーペンハウアーの真理を紹介する。スタジオでは、哲学者の世界で議論される「トロッコ問題」に、一同が挑戦。哲学者の間でも意見が分かれる、その「トロッコ問題」とは…。

ドイツの哲学者、ヘーゲルは、“近代哲学の完成者”と呼ばれ、現代に役立つ哲学を完成させた人物。幼い頃から頭脳明晰だった彼。19歳の時にフランス革命が勃発する。革命のきっかけを作ったのは、フランスの哲学者、ジャン=ジャック・ルソーの言葉だった。これを機に、大衆を真理へと導く哲学者になる夢をもつようになったヘーゲル。そんな彼がフランスの二転三転する激動の時代を目の当たりにし、たどり着いた“最強の哲学”とは!?現代でも政治や経済、科学など、様々な場で欠かせないヘーゲルが編み出した考え方を解説する。

「ハテナの自由研究」は、たむけんの「クイズ!知ってそうで知らないこと」。賞金10万円をかけた、知っていそうで意外と知らないクイズ企画。ルールは10人の団体戦で、1人目で正解すれば10万円ゲットとなるが、2人目以降次第に賞金は減額していき、10人目ならわずか500円となる。今回は「あべのハルカス」「東映関西支社」「アートコーポレーション本社」を訪問。中々の難問だけに、高額賞金をゲットできる会社は出るのか!?

小川仁志(山口大学准教授)

京都大学法学部卒業。伊藤忠商事、名古屋市役所などに勤務した後、名古屋市立大学大学院博士課程修了。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員などを経て、山口大学国際総合化学部准教授(現職)。専門はヘーゲル哲学、公共哲学、および政治哲学。著書に「世界のエリートが学んでいる教養としての哲学」「こども哲学塾」「入社1年目に出逢いたい哲学者の言葉」「人生が変わる哲学の教室」ほか多数

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