ビーバップ!ハイヒール

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2017年3月16日(木)

常識を笑え!イグ・ノーベル賞が世界を変える!

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井・福田)
三戸なつめ
大野聡美(ABCアナウンサー)
ゲストブレーン
本田隆行(科学コミュニケーター)
この回の内容に興味がある方は・・・

京都の天橋立で昔から行われてきたのが「股のぞき」。股から覗くことで天と地が逆さになり、景色が天に昇る龍のように見えるという楽しみ方だが、昨年、イグ・ノーベル賞の受賞で脚光を浴びた。イグ・ノーベル賞とは、人々を笑わせ、考えさせる刺激的な研究に与えられる賞。「股のぞき」の研究は、“見え方の変化”を科学的に実証したことから受賞となった。そのほかにも、一秒間に20回も木をつつくキツツキは「なぜ、頭痛を起こさないのか?」という受賞研究は、一見するとバカげているように思うが、実は、私たちの暮らしに役立つ開発につながっている。そんなイグ・ノーベル賞について教えてくれるのが、科学コミュニケーターの本田隆行先生。科学館の監修などを手掛け、科学を教えるスペシャリストだ。今回は、本田先生が画期的な開発をもたらしたイグ・ノーベル賞を紹介する。

ノーベル賞のパロディーで、ふざけた賞だと思われがちなイグ・ノーベル賞だが、選考委員は各分野の一流研究者や実際のノーベル賞受賞者などが務めているという本田先生。ノーベル賞と同じ賞があるものの、受賞理由は皮肉や風刺の効いたものがあるのも特徴だという。そんなイグ・ノーベル賞の中から、日本人研究者たちの活躍を紹介。2014年に物理学賞を受賞した「バナナの皮で滑るのは本当か?」という研究では、極秘に研究を進め、日々、バナナの皮を踏み続けた教授。現在、研究結果が医療関係の開発に役立てられているという研究を紹介する。そのほか、2003年に化学賞を受賞した「130年間、鳥がとまったことのない銅像の謎」や、2013年に化学賞を受賞した「涙が出ない玉ねぎの発明」など、私たちの生活に有益をもたらした研究を紹介する。

笑わせるだけではなく、多くの人々を救うことになる研究も受賞している。2011年、日本人研究者グループの発明にイグ・ノーベル化学賞が贈られた。彼らへの称賛で授賞式では観衆の拍手が鳴りやまない。それは、彼らの発明が多くの人々の命を救う研究だったから。研究グループの1人が耳の不自由な女性と出会ったことがきっかけとなり、耳の不自由な人たちへの希望となった発明物語を紹介する。
また、イグ・ノーベル賞を受賞した発明品からクイズを出題。ユニークな機能の付いた時計やブラジャーを取り上げる。

 

「ハテナの自由研究」は、チュートリアルの「心眼の世界」。その道を究めたスゴ技をもつ達人には心眼が宿るといわれているが、目隠しをして、心の眼だけで技を成功させることができるかどうかを検証する。今回は、全国2位の実力を持つアマチュアボウラーと、伝説のファミコン名人の高橋名人、ダブルダッチのチームが登場し、目隠しをしたまま、それぞれの技に挑む!

本田隆行(科学コミュニケーター)

1982年枚方市生まれ。 神戸大学大学院修了。大学院では、探査機「はやぶさ」の運用に携わる。大学院修了後、地元である枚方市役所に入庁。環境、福祉、広報部門を経験するが、科学を伝える楽しさを忘れられず2012年4月より日本科学未来館にて科学コミュニケーターを3年間務める。現在はフリーの科学コミュニケーターとして活動中。

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