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2009年8月23日放送

「切り刻まれた家」(2005年5月29日放送) その後…

こんな問題を抱えていました

  • ■明治時代に建てられた築100年の日本家屋で老朽化がひどい
  • ■庭木の手入れもされず、雑然としている
  • ■古い日本家屋で機密性が劣り、凍えるような隙間風が吹き込む
  • ■湯船が狭く、くつろぐどころ肩まで浸かることすら難しい
  • ■天井が低く圧迫感がある
  • 写真:サムネイル
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「匠」からのプレゼント

  • ■歳月を重ねた日本家屋の風合いを残しつつ外観をリフォーム
  • ■庭の手入れを行い、趣を取り戻した
  • ■床下に水が密閉された袋を敷き、深夜電力で温める床暖房にして寒さを克服
  • ■体の大きなご主人でも余裕のある広々としたバスルームからは庭が一望できる
  • ■圧迫感のあった低い天井を取り除き、梁をむき出しにして開放的な空間を確保
  • ■キッチンは家の顔であるというドイツに習い、世界でひとつだけのオリジナルキッチンを用意。ビアサーバーも取り付けた
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アフターのアフター その後、家族の生活は、どう変わったのでしょうか…

よりセンス良くアレンジされた部屋

画像: アフターのアフター

リフォームの後も、「匠」と依頼者は、バーベキュー大会をしたりと家族ぐるみでのお付き合いが続いていました。ただ、ここ2年間は訪れていないということで、久しぶりの対面を楽しみにする「匠」。

訪れた依頼者宅は緑濃く夏を感じさせる様相で、依頼者夫婦と共に「匠」を迎えました。

画像: アフターのアフター

お土産のビアサーバー用のビアタンクを渡すと、早速部屋の様子を伺う「匠」。

リフォームした部屋の良さそのままに、さらに民芸風の家具を買いそろえるなど、ご夫婦自身で快適にアレンジされて、綺麗に使われている部屋を見て、微笑みが浮かびます。

画像: アフターのアフター

「匠」が柱に手を伸ばしました。割れています。
部屋を見回すと、住みだしてから出来た柱や梁の新しい割れ目に視線が留まります。

年々深くなっている気がするという奥さんに、床暖房で部屋が乾燥するなど、過去100年とは違う環境になったので、しばらく馴染むまでは割れるが、強度に影響は無い、と説明する「匠」。

玄人裸足のご主人の腕前!

画像: アフターのアフター

ひと安心したところで庭へと。ご主人が案内したのは、ご主人手作りのピザ窯。

たった一人で耐火レンガを積み上げて作ったという、日曜大工の範疇を超えた本格派の窯を見て、「匠」も言葉を失うほどに、ただただ感心。

画像: アフターのアフター

そんな「匠」は庭の奥にある建物も気になるようです。

それは、以前は倒壊寸前だった納屋を、壁に下地用の合板を貼って、屋根も修理し、窓を付けてリフォームしたもの。なんと、これもご主人の手によるもの。

画像: アフターのアフター

その小屋は、扉に靴の取っ手がつけられた、靴職人であるご主人の工房。

築100年の古民家は、「匠」の手が加えられた後も、ご夫婦の手によって、さらに快適に生まれ変わっていたのでした。

「匠」のアイデアグッズ

画像: アフターのアフター

ご主人の腕前に触発された「匠」は、一人ホームセンターへ。

そこでフレキ管と呼ばれる、水道の配管に使われる自由に曲がるステンレスの金具を手にする「匠」。果たしてこの金具を使って「匠」は何をしようというのでしょうか?

画像: アフターのアフター

「匠」はご主人から許可を頂くと、敷地内の竹藪から竹を切りだし、なにやら作り始めました。

150cmほどの長さに切った太い幹に、細い幹を差し込もうとする「匠」ですが、なかなか上手くできません。見かねたご主人が、交代。無事一本につながりました。

画像: アフターのアフター

その竹の先端に先ほど買った自由に曲がる水道管を差し込み、更にその先に市販の埃取りを取り付けました。そう、この不思議な竹竿は、家の天井高くにある梁に溜まった埃を掃除する道具だったのです。

掃除をキッチリとしたがるのがドイツ人。そんなご主人が早速試して梁から4年分の埃が取り除かれました。

写真:「匠」の顔写真

古き良き住まいの語部 金澤重雄

自分が設計させていただいた家ですが、そこで生活をエンジョイしていただいているのを見ると、すごく嬉しいですね。
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