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2010年11月21日放送

「子供の躾ができない家」(2003年4月27日放送) その後…

こんな問題を抱えていました

  • ■4歳の娘さんに、自分の事は自分で出来るように躾をしたいが、建坪8坪の家の中では環境が整わず、上手くできない
  • ■娘さんが自分だけでおもちゃを片付けようとしても、居間に収納スペースが無く、結局お母さんに頼ってしまう
  • ■洗面所が無いため、歯磨きをするには台所のシンクを使わなければならず、台の上に乗って手を伸ばしても、シンクの向こうのコップや水道に手が届きづらい娘さんには、危険な環境
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「匠」からのプレゼント

  • ■階段下のデッドスペースに、娘さん専用の机や椅子を兼ねた、自分で整理整頓できる習慣がつく「匠」オリジナルの収納を用意
  • ■台所と居間の間仕切りを無くして、広々としたリビングダイニングとして再生
  • ■窓の外の小さなスペースに、不要になった障子の廃材を加工して、プランターコーナーを作成。心にゆとりをもたらす空間に
  • ■ペットボトルを加工し、整理整頓に使うボックスとして利用
  • ■娘さんが洗面台に届くようにと、踏み台を洗面所の壁の中に収納
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写真:「匠」の顔写真

収納のスペシャリスト 今泉なな子

どんな暮らしをなさっているのかと、少しだけ不安と期待があります。特に、小さなお子さん向けに作った収納やおもちゃ箱を、今どう活用されているのかが心配です。

アフターのアフター その後、家族の生活は、どう変わったのでしょうか…

あの頃のまま

画像: アフターのアフター

期待と不安を胸に、「匠」が8年ぶりに訪れました。

塀に取りつけられた「匠」自身が作った表札を始め、変わらぬ外観を懐かしんでしると、家主のご夫婦が出迎えてくれました。奥様とハグを交わすと、そのまま家に招き入れられます。

画像: アフターのアフター

家の中で待っていたのは、当時4歳だった娘さん。今は12歳になり、身長も150cmに。学校では、52人の部員がいる吹奏楽部の副部長を務め、ユーフォニウムを奏でているそう。姿だけでなく、精神的にも成長した娘さんを見て「匠」も驚きと喜びで一杯に。

そんな「匠」が、室内を見回すと、そこには…

画像: アフターのアフター

リフォーム当時と変わらぬ姿で使われている、リビングダイニングを目にする「匠」。階段下の娘さん専用の収納式家具もそのままに。その天板の塗り絵ボードは、さすがに使っていないでしょう?と尋ねる「匠」に、今も家族でやってますよと、ご夫婦の返事。中の収納もきっちりと整理されていて、感動する「匠」。

画像: アフターのアフター

ペットボトルで作った整理整頓用ボックスも当時のまま。

下駄箱の扉の裏につけたペットボトルのボックスも、入っているものこそ当時と違っていますが、今も大活躍。これだけの長い間、そのままに使われていることに「匠」も驚くばかり。

ガーデンスペース再生作戦

画像: アフターのアフター

すべてがリフォーム当時のままかと思いきや、窓の外にあるはずのプランターコーナーが無くなっていました。実はこれ、「匠」自身が当時予測していたこと。物を大切にしたいという思いから、不要なった障子に防水加工を施し、急遽作られたプランターコーナー。やはり8年の歳月はもたず、泣く泣く元の状態に戻したといいます。

画像: アフターのアフター

プランターコーナーを復活させるべく、「匠」は近所のお店へ。

花やプランターだけでなく、ガーデニングと関係なさそうなものも次々と購入する「匠」。一体どんなものを作ろうとしているのでしょうか…?

画像: アフターのアフター

「匠」がたくさんの材料を持って戻ってきたところで、ご家族との共同作業でプランターコーナー再生作戦の開始!

奥さんとお嬢さんの笑顔が見たいと、お父さんも大奮闘。板で挟んだアルミのダクトを踏んで、ぺしゃんこにしてもらいました。

画像: アフターのアフター

平らな板状になったアルミのパイプを、何を作っているのか解らないまま、お母さんが塗料で色付け。「匠」は、支柱を組んで作った柵に、それを絡ませていきました。実は、無機質なブロック塀を隠すための目隠しだったのです。

将来は、お花屋さん

画像: アフターのアフター

お母さんも娘さんも何に使うか見当がつかなかった、「匠」が買ってきた排水管のパーツ。お母さんと娘さんで塗装したこれを、「匠」はプランターとして使うというのです。T字型の排水管の3箇所の口のうち、2箇所に花を入れると、立体感のある仕上がりに。

画像: アフターのアフター

「匠」から、プランターへの植え込みをお願いされたお母さんと娘さん。作業前に「匠」は、二人に植物にも向きがあると説明。将来は、お花屋さんになりたいと語った娘さんは、真剣な眼差しで植え込む向きを決めていきます。

画像: アフターのアフター

二度と腐ってボロボロにならないよう、耐久性のある風呂桶などをプランターに利用。

こうして「匠」の知恵を借りながら、家族3人が一致団結。寂しかった窓辺に、再び癒しの空間が甦りました。世界にたった一つの小さな庭。手作りだからこそ、その愛着もひとしお。

画像: アフターのアフター

たどたどしい手つきで一所懸命にお手伝いしていた4歳の娘さんは、8年経った今、お父さんとお母さんの13回目の結婚記念日をお祝い。

あの時と同じダイニングテーブルに、ひと際嬉しい3人の笑顔が溢れます。この笑顔はいつまでも変わることはないでしょう。

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