これまでの放送リスト
2014年9月14日放送

誰にも貸せないアパート

この物件が抱える問題

  • ■たまたま家にあった青いペンキで外壁を塗りなおしたため、周りの落ち着いた風景から浮いている
  • ■玄関扉が外開きですぐ段差があるため出入りが危険
  • ■アパートがある2階に上る外階段は車道に垂直に伸び傾斜も急な上に、踏板が腐食で外れて浮いている
  • ■賃貸用の部屋のトイレは和式でお風呂もなく、キッチンも狭い
  • ■4室あるアパートは半年間空室のまま
  • ■2階の床は老朽化が進み歩くと畳が沈み込む
  • ■ベランダや廊下を支えている鉄骨の柱は腐食が進み落下の危険がある
  • ■家族が暮らす1階の住居は2間ある部屋の1つが荷物で占領されている
  • ■アパートとして貸していた部屋を物置きにしているため、一旦外に出ないと荷物がとれない
  • ■玄関を入ってすぐにある脱衣所は狭く、玄関ホールを脱衣所代わりに使っている
  • ■浴槽は狭く、壁から床にヒビが入っており、お湯が流れ込み基礎を伝って外まで漏れている
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル

この問題を抱えた物件に、立ち上がった「匠」とその技

写真:「匠」の顔写真

和とモダンの融合者 川口とし子

最大の問題は建物の老朽化。鉄骨部分があきらかにサビから腐食に変わり限界にきている。また、東日本大震災の影響が思いのほか出ている。
今後もアパートとして部屋を貸して行きたいとのことなので、間取りを整え、耐震性をしっかりとしたアパート併用住宅としてリフォームしたい。

全ての問題を解決したそのビフォーアフターをご覧ください!!

赤いカメラをクリックするとビフォーアフターの変化をご覧いただけます

家族の幸せを願った「匠」からのアイデア

若い女性が暮らしやすいアパート
二重ロックで安全なアルミ製のドアの横には、部屋ごとに異なる動物の顔を模した色違いのルームナンバープレートが取り付けられました。

押入れは、棚もある収納量が十分なクローゼットになりました。
扉の裏は姿見になっていて、使いやすい位置に簡単に移動することができます。



さらに2畳のロフトも作られました。
クローゼットに入り切らない荷物や季節用品など普段は使わない物をロフトに置いておけば室内が荷物で溢れず、すっきりと暮らせます。



靴の多い若い女性向けに靴箱をもちろん完備。ブーツも掛けて仕舞え、1人分の靴なら十分収まります。




シンクとガス台はピカピカに磨き上げて再利用。
間に匠オリジナルの機能的な調理台を挟み、パンチングメタルの水切り台や引き出し式の盛り付け台など充実のキッチンに大変身。



水回りも一新。
温水洗浄便座の洋式トイレや、洗濯機置き場も備え、シャワーもお風呂も完備。
脱衣所には室内干し用の物干し竿が掛けられるようになっていて、風通しと換気を考え、開閉できるハイサイドライトを備え付けました。
画像: 匠のアイデア
安全で広々とした玄関
ベランダを骨組みごと撤去して生まれたスペースに待望の駐車スペースが作られました。


道路と壁で区切られた安全な場所が柴田家の新たな玄関。
玄関への3段の階段も、のぼりやすく変わっています。



階段の上にある見覚えのある青いトタンで出来た箱は、ご主人が以前のアパートの外壁の一部を再利用して組み立てた愛犬の新しい家。
近所の人気者でもある愛犬の犬小屋の前の壁には、顔を出せる穴が開けられました。


広くなった玄関のすぐ脇には、土間がつながる収納まで作られました。
大きな棚が据え付けられ、愛犬の餌やカー用品、ベビーカーなど、色々と収納できます。



家族用の下駄箱も設置。
天井から床まで壁一面に作り付け家族3人分の靴を仕舞えます。
画像: 匠のアイデア
変化に対応する寝室
玄関からのびる廊下の右手には、夫婦の寝室が作られました。


壁際の2つの収納は可動式で、部屋の真ん中に移動すれば、空間を2つに間仕切ることができます。
家族が増えた時には、4畳半ずつに分けて使うことも出来ます。
画像: 匠のアイデア
母の面影
寝室と玄関の間、廊下の北側には新しい水回りが完成。洗面脱衣所は以前よりもずっと広くゆったり服が脱げます。

物置部屋に置かれ、使っていなかった亡きお母さんの鏡台の大きな鏡を取り外して脱衣所の壁に再利用しました。




下の棚には洗面器を置いて洗面台として再利用。
タオルなども収納できる使い勝手のいい洗面台に大変身。




お風呂場もゆったりとした浴槽で寛げる明るく清潔感のあるお風呂になりました。
もちろん、水漏れもありません。
画像: 匠のアイデア
利用しやすいLDK
キッチンはステンレスの天板を磨き、以前のものを再利用。壁際には家電置き場にもなる棚を作り付け大容量の収納を確保しました。

カウンターキッチンは、対面式にして、リビングや洋室に目が届くように。
これからは安心して料理や片付けが出来ます。




キッチンの東のリビングには明かり採りと換気が出来るハイサイドライトと、大きな収納が作り付けられました。




リビング北側には、中央に掘りごたつがある和室を備えました。
建具を開け放てばリビングとひとつながりになり、ご主人の草野球仲間が集まる宴会も出来ます。
また、掘りごたつを閉じて建具を締め切れば、客間としても利用できます。
画像: 匠のアイデア
今回お手伝いいただいた工務店の皆さん
写真:工務店の皆さん
東京都江戸川区 (株)伊藤工務店
このサイトの最初のページに戻ります