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2015年3月8日放送(現場検証編)

怖くて住めない家

この家が抱える問題

  • ■アメリカなので玄関土間は無く、靴を脱ぐエリアを区切ってはいるが、土足で上がられることもある
  • ■お父さんの寝室は無く、居間に寝袋を敷いて寝ている
  • ■8畳の寝室は収納スペースがないためタンスや衣装ケースなど荷物で溢れ、残ったスペースはわずか
  • ■アメリカサイズの台所は、天板が95センチと高く小柄なお母さんには調理するのが大変
  • ■吊戸棚の位置も高く、物の出し入れをするときにも椅子に乗らないといけない
  • ■水回りは、洗面、トイレ、バスタブが1セットになっており、1人が使うと他の人が使えないため不便
  • ■お風呂は湯船がとても浅く、お湯をためてつかれないので、いつもシャワーのみ
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写真:「匠」の顔写真

京町家の粋人 坂田基禎

アメリカにはアメリカの法律があるので私たちにはわかりにくいところ。しかし日本の生活様式は理解しているので大丈夫。

現場検証 問題解決のために必要なリフォームは…?

夢の一戸建て

画像:怖くて住めない家

リフォームする物件は、マンションではなく1年半前に購入した一戸建て。
丘の上の閑静な住宅地に建つその家は、家探しを始めて7年、ようやく巡り会えたという夢のマイホームです。

画像:怖くて住めない家

敷地の高低差はおよそ20メートルもあり、傾斜地を利用した母屋の建物は、庭側から見ると、地下室と1階の2階建てになっていました。

画像:怖くて住めない家

お父さんは、家を購入してすぐにプロ仕様の大工道具を揃え、仕事の合間を縫って日曜大工に励んでいます。子供たちが遊べるようにと、3週間かけてこんな立派なツリーハウスまで庭に作っていました。

なかなか引っ越せない理由

画像:怖くて住めない家

立派な外観の印象とはあまりにかけ離れた、ほとんど廃墟同然の室内。
天井は剥がされて下地が丸見え、壁は一部分が荒々しく剥ぎ取られていました。

画像:怖くて住めない家

クリーニングすれば暮らせる状態だったこの家。それを解体したのは、お父さん自身でした。家族が暮らしやすい家にするため、自分でリフォームを始めたお父さん。床もフローリングに変えようとタイルまで剥がしたというのです。

画像:怖くて住めない家

リフォームを途中で断念せざるを得なくなったのは、家の東側部分2階が浮き出した増築部分の構造が原因でした。
2階を支えていた構造は、見るからに頼りなく、材料も不揃い。

画像:怖くて住めない家

雨よけのカバーもない柱は水気を含み、腐食が進んでいました。しかもその柱は、いつ外れてもおかしくない危険な状態。

画像:怖くて住めない家

前のオーナーが素人工事で増築した地下室部分には、工事途中で放置されたままの洗面所とトイレ。そして一番奥には小さなシャワーブースがあります。

画像:怖くて住めない家

傾斜地に建てられている家。その建物を支える重要な束石が置かれていたのは、なんと今にも崩れそうな崖っぷちだったのです。

画像:怖くて住めない家

急勾配の傾斜地の家で繰り返された無謀な増築。そのせいで、地盤にも影響が。
なんと土留めの擁壁に大きな裂け目が走り、左右にぱっくりと分断しているではありませんか。

画像:怖くて住めない家

もはや構造の解決なしには先へ進めない状態。「匠」も頭を抱えていると…、登場したのはアンジェラ・リヴェレットさん。
アメリカで様々な物件を手がけてきた人気の建築家で、お父さんは以前から家の相談をしていました。こうして、日米の「匠」がタッグを組むという、番組初の試みが始動しました。

実際の日本風建築を見学

画像:怖くて住めない家

日米の「匠」が互いの意思の疎通を図ろうと、日本風にリフォームされているお宅に向かいました。
やってきたのは、最近人気だというロス郊外の高級住宅地。

画像:怖くて住めない家

このお宅は、典型的なアメリカンハウスを少しずつ日本風の家にリフォーム。
天井を抜き、梁を見せているのも和風スタイル。日本の古民家をイメージして作られています。

画像:怖くて住めない家

日本のアンティークを置くだけでは飽き足らず、6年前、自らアイデアを出し、和を徹底してこだわり抜いたキッチンに大改造。
そこには、日本人でも驚く、細かい工夫が随所に施されていました。

画像:怖くて住めない家

キッチンには、これまたひと際大きな箪笥が。実はこれ布団箪笥に見せかけた冷蔵庫でした。
アメリカでは冷蔵庫を収納に見せかけて隠すのは一般的だそうですが、このデザインは革新的。「匠」も初めて見るアイデアです。

画像:怖くて住めない家

寝室の中で、一同が思わずため息をもらしたのは、和風にしつらえられたヘッドボード。
これらは、アンティーク家具の雰囲気に合うよう、新しく作ったオリジナル。

画像:怖くて住めない家

トイレもキッチン同様、フルリフォームしたご主人自慢の空間。
古い箪笥を使い、水洗金具は刀をイメージされているようです。

画像:怖くて住めない家

そしてご主人自ら作ったというバスルームは、温泉宿の岩風呂をイメージ。窓の向こうには坪庭があって、露天風呂の雰囲気が感じられます。

画像:怖くて住めない家

こだわりは裏庭にも。かつては、いかにもアメリカらしいプール付きの庭でしたが、そこを和風庭園にリフォーム。
自然石で滝を作り、プールを池に見立てました。

リフォーム工事スタート

画像:怖くて住めない家

ロサンゼルスの地で始まった、日米の「匠」の挑戦。果たして、どんな和風の家が出来上がるのでしょうか?
完成を楽しみにお待ちください!

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