大作のこれ、いただき!

日々のニュースや身の回りに起こった出来事の中で「これ、いただき!」と思ったこと、時には「これはいただけないなあ・・・」と思ったことも大作目線でお届けします!

おはようコールABC!

2011年9月19日(月)

今月末で、おはようコールABCを卒業させていただくことになりました。

10月からは夕方の新番組「キャスト」に出演します。
真夜中に起きる生活から、再び真夜中に眠る生活に逆戻りです。

おはようコールを担当して1年半。
自他共に認める、あっという間の任期でしたが、振り返るととっても充実した時間を過ごさせてもらいました。

あと、9日。
卒業までにはもう少しあるのですが「コール」という番組を振り返ると、、、

おはようコールは、スタッフが出演者を過保護とも思えるくらい大事してくれる番組でした。
スタジオにいるAD君達は、私がミスしないように丁寧に指示を出してくれるし、それでもミスを連発する私を必死でカバーしてくれました。

副調整室(サブ)で私達を見守るディレクター達は、私のわがままを
「出演者が気持ちよくしゃべるのが一番だから。」
という理由で、なんでも「わかった」と聞いてくれました。

スタッフ達の頑張りがあったからこそ、
「その思いを無駄にしてはいけない!」
と、毎朝元気にがんばれたな~と、つくづく思います。

実力も経験もまだまだ。担当当初は不安ばかりの私でしたが、
「この元気な雰囲気のスタジオから放送しているだけで“関西の朝を元気に応援”という番組の目標は達成出来るのではないか」
そう思える自信が芽生えました。

全てはスタッフ達のおかげです。

卒業の日が近づくにつれ、
「もう少し、おはようコールで皆と働きたかった」という思いは大きくなっています。

でも、後ろ髪引かれながら、新たな現場に旅立つ・・・というのは、幸せな事じゃないかなと。
そう思います。

コールを担当するまでは、難しい顔をしてニュースを読むことしか出来ませんでした。
でも、難しい顔をしているだけでは、伝えたい事は伝わらないという事を、おはようコールをご覧になっている皆さんに教えてもらった気がします。

より分かりやすく、楽しく、日々巻き起こるニュースをちょっと立ち止まって皆で考えてみる・・・
コールで勉強させてもらったことを生かし、新番組でも頑張りたいと思います。


さて、私の後任の横山太一アナについて。
一言で表すと
『かわいがられる後輩』

どんなに仕事が忙しくても、先輩の誘いには
「ありがとうございます!」
と必ず着いてきます。

・・・と、その小さなエピソードが番組とどう関係あるのか?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、その
「かわいがられ力」はきっとおはようコールに新風を巻き起こしてくれると思います。

そして、もう一つの注目が乾アナがどう変わるのか?
そうです。
横山アナは乾アナの3つ年下。
あの『妹代表』のような乾アナが番組では『おねえさん』になるわけです。
これはもうどうなるか全く見えませんが、乾アナとずっと一緒に仕事をしてきた身としては楽しみでなりません。


と、長々と書いてしまいました。
『やっぱりコールに未練があるのだ』
と再確認した次第です。

あと、9日。
精一杯頑張ります!


想定を超えた被害

2011年9月9日(金)

先週末、おはようコールの放送終了後、
私は和歌山・白浜へ
乾アナは高知・桂浜へ
それぞれ出かけました。

台風12号の接近をお伝えする、
いわゆる「台風中継」のための出張でした。

昼ニュース、NEWSゆう+、報道ステーション、おはよう朝日土曜日です、ラジオでの電話リポート・・・
私・乾さん2人とも、久々に現場からの中継を何度も入れました。
雨や強い風に吹かれ、大阪へ帰ってきたのは、翌日・土曜日の晩。

しかし、今回の台風による真の被害が明らかになってきたのは、私達が帰ったその後でした。

『孤立集落』
『土砂ダム』
『村全体が水没』
今週のニュースコーナーでお伝えしましたが、
現場に行ってきたにも関わらず、
被害は想像をはるかに超えていました。

東日本大震災以来「防災」に関する意識を高めないといけない、そういった思いを起こさせるような放送をしなければいけない。
そんな気持ちがありました。

しかし、今回のような甚大な被害を目の当たりにすると、自然に対する人間の無力と、

これは奢った考えかもしれませんが、
私達がもっと「防災」に役立つ報道をしていれば、
救える命があったかもしれない・・・という悔しさに駆られます。

想定外を想定しなければならない。
「想定外」では人の命は救えない。

まだまだ厳しい状況が続いています。
その事を肝に銘じてニュースを伝えなければならないと、改めて感じます。


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