橿原市立耳成西小学校
2013年2月12日
29
5年生(95名)
奈良県橿原市の耳成西小学校での出前授業です。大和三山で有名な畝傍山(うねびやま)と耳成山(みみなしやま)が教室の窓から望むことができます。
「アナウンサーってどんな仕事しているの?」
今回の講師は入社13年目の岩本計介アナウンサーと入社5年目の桂紗綾アナウンサーです。岩本アナは、プロ野球やゴルフの実況などスポーツ全般を担当しています。阪神タイガースのキャンプ地沖縄から戻ってきたばっかりで、真っ黒に日焼けした顔がひときわ目立っていました。野球シーズンが始まると全国の球場に足を運びます。桂アナは、早朝の「おはようコール」、夜の「ごきげん!ブランニュ」などに出演、ニュースからバラエティ番組まで幅広くこなしています。勤務時間は不規則で、「おはようコール」出演の日(水・木)は、真夜中の2時に起きて仕事に向かいます。桂アナはABCアナウンス部一の元気“娘”です。
「みんなでアナウンサーになりきろう」
1時間目は桂アナが登場、まずは桂アナの仕事ぶりをまとめたビデオを見てもらいました。「ごきげん!ブランニュ」の尻相撲の体当たり企画で、女子プロレスラーから特訓を受ける様子には、子どもたちから感嘆の声があがっていました。そして、桂アナの指導で教室のみんなは、息継ぎせずに声を出す長音の発声にトライしました。中には45秒も声を出し続ける、アナウンサー顔負けの児童もいました。続いて、「ねぇ、ぬぐのぬがないの?みんなぬぐのになによ」おなじみの早口言葉の練習です。「早くしゃべるのが目的ではなくこれは口の体操です。はっきりと口を動かせるようにしましょう」と桂アナはアドバイスしました。
2時間目の岩本アナの仕事紹介では、一昨年夏の高校野球中継のビデオを上映しました。八幡商業の逆転満塁ホームランのシーンです。岩本アナのたたみかけるような迫力ある実況に教室は熱気に包まれました(2011年ANNスポーツ実況部門で優秀賞)。スポーツ実況には原稿がないので目の前の状況を伝えることの難しさや実況ならではの醍醐味をみんなに肌で感じもらおうと、腕相撲中継に挑みます。岩本アナが最初にお手本を見せます。腕相撲がはじまると、2人のふんばっている顔の表情や体全体の動きなどを的確に言葉にしていきます。このあと、何人かのこどもたちが前に出てきて白熱の腕相撲実況を体験しました。さすがに岩本アナのようにすらすらと言葉は出てきませんが、一生懸命に実況する友だちの姿にクラスは大いに盛り上がりました。
- 岩本さんの実況はとてもはく力があって戦いをもり上げるように、とても力強かったので感動しました。
- ぼくは、しょうらいプロ野球選手になって岩本さんに実況してもらいたいです。
- ニュースやじっきょうをするところを生で見せてもらってすごくわくわくしました。
- かつらさんの早口言葉やニュースげんこうを読むすがたはとてもかっこよかったです。
- 桂さんのお話しを聞いて、アナウンサーは朝早くから大変だなぁと思いました。