放送日

2016年8月2日（火）

旅人

伊藤かずえ

国

ブラジル連邦共和国

間近にオリンピック開催を控える南米・ブラジル、そのジャングルの奥地　アマゾン川支流の町に住むたった一人の日本人を探す旅へと出たのは女優・伊藤かずえ。
朝8時、リオデジャネイロ近郊の空港へと降り立つや「28時間も飛行機に乗っていたから、家からだと30時間くらいですね」と既にお疲れの伊藤。テンションも低く「どうせ歩かされるんだろうな」とスタートから諦めモードで旅をスタートさせる。この日の気温は17度。南半球のブラジルは冬で、伊藤もこれまでに日本人探しの旅で行ったラオスやパラオと比べ「涼しくていいね！」とやっと安堵の表情をのぞかせる…のだが、日本人が暮らしているのは熱帯のジャングルのさらに奥地。今回も猛烈な暑さの中での過酷な日本人探しとなる！
まずは、リオデジャネイロの中心地で、日本人が暮らすというアルタミラについての聞きこみを始めると、すぐに場所を知っているという人が！そこは、アマゾンの奥地にある町で、リオデジャネイロから北西へ2400キロ。「飛行機でベレンという街まで行って、そこから先は、また聞いてちょうだい」と親切に教えてもらう。「来てすぐに空港に戻るんなら、来なくてもよかったのに～」と困り顔の伊藤。リオデジャネイロにわずか30分だけ滞在し、空港へとんぼ返り。
午後1時30分、再び飛行機へと乗り込み、途中の街・ベレンへ。「飛行機三昧だ」とウンザリしつつ、機内から眼下の緑一色のジャングルの景色を見ると「よほどモノ好きな方ですよね。こんなにも不便そうなところに…」と率直な感想を。午後5時30分、ベレンの空港に降り立つと、「うわ！こんなにも暑いと思わなかった！ やだぁ！！」と、その蒸し暑さにげんなり。アマゾン川の河口にある街・ベレンは赤道近くに位置し、この日の気温は31度。リオデジャネイロでの快適な気候から一転、ここから先は熱帯エリアでの旅となる……。