放送日

2016年8月30日（火） 2時間SP

旅人

千原せいじ

国

ガンビア・イスラム共和国

「アフリカ 独裁者が統治するガンビア その田舎の村にいるたった一人の日本人女性」を探す旅に出たのは、アフリカ23ヵ国目となる千原せいじ。日本からガンビアへはドバイ、さらにはカサブランカでの12時間のトランジットを経て、なんと38時間。早朝7時、国内で唯一という国際空港バンジュール空港へと降り立つ。国民の90％がイスラム教徒であるガンビアでは、ちょうどラマダン（およそ一ヶ月の間、日の出から日没までは飲食などが禁じられる）の時期だ。
まずはタクシーでガンビア最大の都市セレクンダへ。その車中、「町が暗いね。アフリカ特有の底抜けの明るさがないよ。…これは久々にハードな感じがするな」と物々しい町の雰囲気から旅の過酷さを察知。さらに、タクシーの運転手からの「（自国に対して）悪いことを言うと密告されるから」という言葉には、さすがのせいじも言葉を失う。
そのせいじの予想は的中…。セレクンダの中心地にあるバスターミナル界隈で、日本人探しの聞き込みを始めようとすると、「撮影許可はあるのか!?」、「カメラで撮るのはやめろ！！」といきなり難くせをつけられるせいじ。仕方なく路地へと移り慎重に聞きこみを進めるが、目指すべくタンフラ村のことを知る人は誰一人としていない。このままでは埒があかないと踏んだせいじは、先ほどのバスターミナルに戻り、いつものように「タンフラ！」と村の名前を大声で叫ぶことに。すると、ラマダンで気がたっているのか、やはりどこからともなく「勝手なことをするな！」「金払え！！」と容赦なく罵詈雑言を浴びせられることに…。まさに一触即発！ 危機的な状況に ついにせいじがキレる……?!

放送日

2016年8月30日（火） 2時間SP

旅人

中島ひろ子

国

ボリビア多民族国

「南米ボリビア　アンデス山脈の中腹　かつてインカ文明が栄えた村に住む日本人」を探す旅に出たのは女優・中島ひろ子。日本からボリビアへは、アメリカ・ダラスとマイアミを経由して32時間。標高4058メートル！という富士山よりも高い位置にあるエル・アルト国際空港へと降り立った中島は開口一番「うわぁ！寒いね。冷たい！」。南半球のボリビアでは真冬で、気温は2度と、冷え込む気候だ。しかも酸素濃度は60％ほどとあって、やや辛そうだ。それでも、初めてのボリビアということでテンション高く、日本人探しの旅をスタート。
まずはタクシーでラパスの中心地へ。ラパスはすり鉢状の盆地の街で、酸素の薄い高地部分には貧困層が、一方で盆地部分はビルが立ち並び富裕層が暮らしている。その中心地へとやってきた中島は早速、目指す村サマイパタへの行き方を聞いて回ると、ラパスから直線距離でおよそ500キロ。バスでコチャバンバという町を経由して行けることが判明する。
バスターミナルに到着すると、「ちょっとふら～っとする」と軽い高山病の症状が出始めた中島。医務室で診察を受けて酸素補給をし、11時のバスで一路コチャバンバに向けて出発する。4000メートル級の山々を越え、荒涼とした大地を走ること約9時間！陽も暮れた夜8時にコチャバンバへと到着する……。

放送日

2016年8月30日（火）、9月20日（火）

旅人

夏樹陽子

国

カンボジア王国

「東南アジア カンボジア カルダモン山脈を超えた山間の小さな村に住む日本人」を探す旅に出たのは、今年で芸能生活40周年の 女優・夏樹陽子。朝10時30分、首都プノンペンにある空港へと降り立つと、気温32℃ながら「思ったよりも涼しいですが、湿気がすごいですね」と、カンボジアの雨季を体感する。そして、トゥクトゥクに乗り込み、「スゴい排気ガスです！」「運転遅いね！」と愚痴をこぼしつつ40分かけてプノンペンの市街地へ。住宅街で、目指すべくポーサット州オーサム村いついて聞きこみを開始。すると、オーサム村はわからないながらも、ポーサット州のことを知っている人が。その人の情報をもとに、まずはバスで州都のポーサットへと向かうことに。午後1時30分、バス乗り場から一路ポーサットへと向かう夏樹。移動時間はおよそ4時間半と聞くと「それだけ長い時間バスに乗るのは何十年ぶりでしょう!?」と、この番組では比較的短いバス移動の時間だが、夏樹にとってはかなり長いようだ。午後６時に州都ポーサットへと到着すると、陽も暮れだすなか聞き込みを開始。教えてもらった乗合タクシーの乗り場へと向かい、翌朝の出発時間を確認すると、「これで安心ね」と一日目終了。
翌朝7時、目的の地オーサムまでは90キロとあとわずかの距離ながら、所要時間はなんと5時間！かなりの悪路だというのに、乗り合いタクシーはかなりのボロ車…！不安を抱きつつも、そのボロ車に乗り込み、オーサムへと向かう。しばらく走ると、未舗装のガタガタ道へ。しかも、眼前に立ちはだかるのは、地元の人達も“オバケ山”と呼ぶカンボジア最高峰のカルダモン山脈だ。

地元でも恐れられる難所を車で山越えする途中、立ち往生してしまった夏樹。猛烈な雨が振り続けた後とあり、目の前の山道には沼と化した深い水溜りができてしまい万事休す！が、地元のベテランドライバーの“神業レベル”のドライビングで突破！「昔は山越えで死ぬ人も多かった」というオバケ山をなんとか越え、日本人が暮らしているという人口2,000人の小さな村 オーサム村へと到着する……。