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『ベジサラ舎』 オーナー 中本千絵さん

202151日(土) 午前11時

京都・野菜に情熱を注ぐ青果店&カフェオーナー

『ベジサラ舎』 オーナー 中本千絵さん

昔ながらの八百屋さんスタイルで地域に愛される野菜の店が京都・西陣にあります。ここ、『ベジサラ舎』に並ぶすべてがまさに今、食べ時を迎えた旬のもの。店の奥には、昨年、ベジサラ舎自慢の野菜で作るランチやスイーツを提供するカフェ『すこやか食堂』もオープンしました。看板メニューは月変わりで登場する季節の野菜を主役に一汁三菜で組み立てられた「すこやかセット」。見るだけで元気が出そうなビタミンカラーのカラフルなご膳です。評判が口コミで広がり、いまや大盛況となっています。

これらの野菜を農家まで足を運び厳選しているのがオーナーの中本千絵さんです。中本さんは京都市北区出身。西陣織の職人である父のもと、幼少期を過ごしました。
大学卒業後は新聞社に就職。結婚し、双子を授かったことをきっかけに退職し、もともと料理が得意であったこともあり、自宅でできるテーブルコーディネート・料理教室を開催するようになりました。

そんな中、滋賀県のとある道の駅で出会ったミニトマトの味わいに感動。野菜愛が高じ、気づけば八百屋さんになっていたと言います。中本さんが取引するのは、滋賀県を中心に野菜作りをする、およそ30か所の農家。どこも中本さんが実際に足を運び、信頼関係を築き上げてきたところばかりです。

美味しい野菜を作る農家さんと消費者をつなげたい。そんな中本さんにはこの春、やりたいことがありました。コロナ禍で苦しんでいる飲食店を応援したいという思いから、
シェフや和菓子職人とのコラボ企画を考案。中本さんが目利きした野菜を使い、イタリアンや和菓子の新商品を生み出すことになり、野菜盛りだくさんのピザやミニトマトを使ったあんみつが誕生しました。

情熱あふれる青果店オーナーに密着しました。

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ベジサラ舎
概要旬の採れたて野菜を販売・カフェで提供するお店
住所京都府京都市上京区西社町179
営業時間10:00~17:00(ランチ 11:30~14:30)
定休日日曜・月曜
備考Instagram https://www.instagram.com/vejisara.sha/

今回開発した商品
●野菜のピッツァ「オルトラーナ」1,100円(数量限定販売・持ち帰りのみ)
※ダイニングカフェバー閏(うるう)京都市中京区西洞院通御池上ル押西洞院町610でもランチで提供
●「トマトのあんみつ」750円(水曜日のみ数量限定販売・持ち帰りのみ)
※おやつaoiでも販売
Dining+Cafe&Bar 閏(うるう)
住所京都市中京区西洞院通御池上ル押西洞院町610
営業時間ランチ 11:30~14:00(L.O.)~14:30(CLOSE)
※緊急事態宣言中はランチのみ
定休日不定休
備考●野菜のピッツァ「オルトラーナ」をランチのみで提供(数量限定)
おやつaoi
概要日常のおやつである和菓子を提供
住所京都市北区紫竹下園生町38-10
営業時間木曜・金曜・土曜(11:00~15:00)
※放送日の5月1日(土)は臨時休業
定休日日曜~水曜
備考●「トマトのあんみつ」750円(数量限定・持ち帰りのみ) 金曜・土曜のみ販売
※駐車場はありません

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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植松将太さん 『アビタコロ』 大阪・北浜

2025628日(土) 午前11時

地元の食材にとことん拘ったイタリアンのシェフ

植松将太さん 『アビタコロ』 大阪・北浜

大阪の中心部から車でおよそ1時間。豊かな自然と歴史を感じられる南河内郡河南町では、野菜をはじめ新鮮な食材が多く作られています。その河南町で生まれ育ったイタリアンのシェフ、植松将太さんは、河南町の食材に拘り、唯一無二の料理でお客さんを驚かせています。

料理人ひとすじ20年の植松シェフ。7年前に独立し、北浜駅近くに、『アビタコロ』というお店を構えています。イタリア語で「小さな家」という意味だそう。ある日のディナーを紹介しましょう。イタリアンを原点に河南町の食材と、世界各地の調理法を組み合わせたメニューは、独創的でとても美味しいと評判になっています。店は独立前からの同僚、パティシエの柳田さんと2人で切り盛りしています。

植松シェフの朝は、二人の可愛い娘を送り出すことが日課です。見送りが終わると河南町にある「道の駅かなん」で今朝採りされた新鮮野菜を仕入れます。小規模農家が多く、河南町の作物は少量多品種なのが特徴です。さらに、河南町の養鶏場へ。飼育環境に拘り、餌に拘って作り上げた平飼い有精卵は、多くの料理人たちに愛されています。

6月の初め、この日は特別なイベントを準備中。オープンからシェフをサポートしてきたパティシエの柳田さんを主役に、デザートのコースを任せたのです。さて、お客さんの反応は?

植松シェフの原点、それは「料理人は社会でもっと大きな存在になれる」という思い。料理人が率先して地域貢献の先頭に立てば、未来は変わっていく。そこで、河南町の魅力を地元の人にも気づいてもらうため、自らクッキングスクールを開催しました。参加者の中には、河南町で野菜を作る生産者の方もいます。さて、河南町の野菜を使った夏野菜の米粉パスタとは、一体どんなメニューなのでしょう。

植松シェフの指導を受けながら、料理を作る参加者たち。いつも食べている野菜が本格イタリアンに大変身です。さあ、そのお味は?さらに、シェフが用意したサプライズとは?

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