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バイオリニスト SHOGOさん

2020919日(土) 午前11時

逆境を乗り越え実現したコンサート

バイオリニスト SHOGOさん

その音色で、道行く人を釘付けにする注目のバイオリニストがいます。 日本では珍しいバイオリンのストリートライブで人々に囲まれているのは、金髪にスニーカーというスタイルで演奏するバイオリニスト・SHOGOさん。見た目と奏でる音とのギャップも彼の魅力です。

岡山市に生まれ、5歳からバイオリンを始めて才能が開花。数々のコンクールでグランプリを受賞し、国内外で演奏を経験するなど順風満帆でしたが、中学校でいじめを受け不登校に。卒業式にも出ないまま、家を飛び出し大阪へやってきました。苦労しながらも、音楽は諦めず、ストリートから頭角をあらわしたSHOGOさん。今ではラオスの日本大使館主催のイベントに招待されるなど、海外でも活躍することが多くなりました。今年の2月には、映画界最高峰のイベント、アカデミー賞のビューイング会場で演奏する経験も。

いつかはグラミー賞を!2020年は、その夢に向かって大きく飛躍する年になるはずでしたが、コロナ禍で思うように活動できない日々が続いています。8月、クラシックの殿堂「ザ・シンフォニーホール」で大阪フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラをバックに演奏するはずだったコンサートも一旦は白紙に。しかし、こんな時だからこそ何とか音楽を届けたいとSHOGOさんは東奔西走、クラウドファンディングで資金を集め、当初の予定とは別の形で開催にこぎつけました。

今できることに向き合うと決めたSHOGOさん。
全身全霊を込めたステージの舞台裏に密着しました。

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路上バイオリニスト・SHOGO
概要大阪を中心に路上ライブを行い大勢の観衆を集めるバイオリニスト。ストリートからグラミー賞受賞を目指し活動している。
住所SHOGO事務局(EachQ株式会社)
大阪市中央区上本町西3-3-5
電話番号06-6773-9302
備考【問い合わせ】info@eachq.co.jp
クロサワバイオリン大阪梅田店
概要日本最大級の弦楽器専門店。SHOGOさんが毎月楽器のメンテナンスに通うお店。
住所大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル1F 御堂筋側
電話番号06-4796-9638
営業時間11:00~20:00(年中無休)
ベースオントップ 東心斎橋店
概要心斎橋駅より徒歩2分の駅近スタジオ。30帖の大型スタジオもあり10名以上での利用も対応。
住所大阪市中央区東心斎橋1-18-11LIBERTY心斎橋ビル5F6F
電話番号06-6282-5775
営業時間【月・火】9:00~翌1:00
【水・木・金・土】9:00~翌3:00
【日・祝】9:00~翌1:00
スタジオ246 JUSO
概要十三駅から徒歩2分にある全13部屋の地域最大の大型音楽スタジオ。
住所大阪市淀川区十三本町1丁目7-27 サンポードシティビル4F
電話番号06-6305-0246
ザ・シンフォニーホール
概要日本初のクラシック音楽専用コンサートホール。残響2秒にこだわった設計で世界中の著名アーティストたちが来演する名ホール。
住所大阪市北区大淀南二丁目3-3
電話番号06-6453-1010
タグボート大正
概要2020年にオープンした複合商業施設。SHOGOさんが毎月第三水曜日に定期ライブを開催している。
住所大阪市大正区三軒家西1丁目1番14号
備考「Show Must Go On」 Presented by イチバノチカラ
【料金】4,000円(1,500円のフード&ドリンクチケット付き)
【時間】受付開始18:00
1部 19:00~19:45/2部 20:00~20:45
【イベント予約】tugboat_taisho@retown.co.jp
*名前、電話番号、人数を明記ください *先着60名様まで
炭火と酒とげんげん
概要店主厳選の海鮮×鶏×豚を炭火で焼き上げる野田の人気店。SHOGOさんのご友人が営んでいる。
住所大阪市福島区吉野3-1-41
電話番号06-6468-5006
営業時間【日~木】18:00~翌3:00
【金・土】18:00~翌5:00

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次回の放送

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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