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ムーンフードジャパン 東野雄史さん マーシーさん

202165日(土) 午前11時

ヘルシーで美味しい濃厚豆乳アイスを作る夫婦

ムーンフードジャパン 東野雄史さん マーシーさん

滋賀県北部の長浜市余呉町で4年前から、ヘルシーで美味しいと評判の豆乳アイスクリームを作っているのが、地元出身の東野雄史さんとポーランド出身の妻マーシーさんです。
二人が手がけるアイスクリームは、長浜の農家が特別な栽培方法で育てた大豆から絞った濃厚な豆乳で作ります。卵や乳製品を一切使っていないのにクリーミーで口当たり滑らかな味が評判を呼んで、現在は滋賀を中心に様々なお店で販売されています。
さらに、今年開かれた食のコンテスト「にっぽんの宝物」では滋賀県代表に選ばれ、全国大会でもヘルシー&ビューティー部門で準グランプリに輝きました。

雄史さんはスコットランドの首都エディンバラの日本料理店で働いているときに、マーシーさんと出会います。意気投合した二人は結婚して、マーシーさんの故郷ポーランドで完全菜食主義のヴィーガン向けのテイクアウト料理専門店を始めます。店はすぐに軌道に乗ったのですが仕事一辺倒の暮らしに疲れて、生活を変えるために選んだのが、自然あふれる雄史さんの故郷・余呉町でした。

雄史さんの実家の敷地に二人で家を建てて、そこでポーランドの店で人気だった豆乳アイスを作ることにします。豆乳アイスで一番大事なのは豆乳の甘味と濃度。濃度が足りないとアイスではなくシャーベットになってしまいます。そのために厳選した大豆を使い、自作の装置を使った「生搾り製法」を編み出して濃厚な豆乳を絞っています。

豆乳アイスは、濃厚な豆乳の風味豊かな純粋豆乳を基本に、ソイラテ、宇治抹茶など定番フレーバーが5種類。また、滋賀の苺味やアップルパイ味など、地元の果物を使った季節限定フレーバーも作っています。

さらに新しい豆乳アイスを求めて雄史さんが考えたのは「砂糖を使わない豆乳アイス」。砂糖の代わりに米麹で作る甘酒を使って作れないかと閃いたのです。地元の老舗酒蔵に相談して麹作りから挑戦。雄史さんとマーシーさんが思い描く理想の甘酒豆乳アイス作りに密着しました。

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ムーンフードジャパン
概要卵、乳製品、白砂糖を使わない豆乳アイスを作っています
住所滋賀県長浜市余呉町今市344-1
備考ムーン豆乳アイスはオンラインショップと取引先で販売しています
販売店はムーンフードジャパンのHPをご覧ください

糀甘酒豆乳アイスは、オンラインショップでの限定販売です
詳しくはHPをご覧ください
https://moonfoodjapan.com
つるやパン 木之本本店
概要滋賀名物サラダパンで有名なお店です
住所滋賀県長浜市木之本町木之本1105
電話番号0749-82-3162
営業時間月曜・土曜 午前8時から午後6時
日曜・祝日 午前9時から午後5時
定休日無休(臨時休業あり)
備考ムーン豆乳アイスを店頭販売しています
さんとく三太郎 本店
概要焼き鯖寿司の専門店です
住所滋賀県長浜市余呉町東野370-2
電話番号0749-86-2105
営業時間午前9時から午後5時
定休日火曜・水曜
備考ムーン豆乳アイスを店頭販売しています
シバタグラウンドミュージック
概要自然循環農法で米、大豆、麦などを栽培しています
住所滋賀県長浜市湖北町小倉698
備考商品のお問い合わせ、質問はHPからお願いします
https://sgm-kohoku.com
西村いちご園
概要いちごの直売所です
住所滋賀県長浜市大戌亥町574
電話番号0749-62-7852
営業時間午前10時から午後4時
備考いちごの販売は12月上旬から5月上旬までです
冨田酒造
概要470年の歴史がある老舗の酒蔵です
住所滋賀県長浜市木之本町木之本1107
電話番号0749-82-2013
営業時間午前9時から午後6時
定休日不定休
備考詳しくはHPをご覧ください
http://www.7yari.co.jp
フィーユ ドゥ ラ フェルム(filles de la ferme)
概要古民家を利用したフレンチレストランです
住所滋賀県長浜市朝日町35-5
電話番号0749-65-2766
営業時間ランチ 午前11時から午後2時
ディナー 午後5時から午後10時
※新型コロナ対策で変更になっている場合があります
定休日月曜・火曜
備考ムーン豆乳アイスを使ったデザートは事前にお問い合わせください

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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次回の放送

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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