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吉田健一郎さん、克代さんご夫妻 「パンカフェKOKON~江近~」 東近江市

2021109日(土) 午前11時

近江の商店街を盛り上げるパンカフェ

吉田健一郎さん、克代さんご夫妻 「パンカフェKOKON~江近~」 東近江市

一日に50人しか通らないといわれたシャッター商店街に、夫婦で移り住んだのは5年前。二人が営むパンカフェが、街に希望を与えています。

近江鉄道「八日市」駅のすぐそばにある、レトロな雰囲気の商店街に、他府県からもお客さんがやって来る人気店があります。「パンカフェKOKON」。2017年のオープン以来、大盛況で、コロナ禍でも客足は衰えません。切り盛りするのは、吉田さん夫婦。一番人気の「スキレットパンランチ」は、奥さんの克代さんが、注文を受けてから焼き上げるこだわりの一品。独創的なメニューを生み出してきた克代さんのパンは店頭でも販売し、午前中で売り切れることも多いそうです。ご主人はパン以外のフードメニューを担当し、こちらも好評です。

地域おこし協力隊として移住してきたお二人は、空き店舗を改装してお店を立ち上げた時、商店街の人たちの優しさにほれ込みました。そこで、感謝の思いを形にしたいと、次々にイベントを企画、商店街を活気づけてきました。この夏も、緊急事態宣言の中、普段は通行禁止の商店街に車を入れて、テイクアウトを考えたのです。周囲の店舗に参加を呼びかけ、それぞれ自慢の食材をトッピング。SNSで告知すると、次々に車がやって来ました。そして1時間で完売したのです。

次に二人が考えたのは、コロナで廃業してしまった和食店の料理長に、再起してもらうこと。二人とも、その味が大好きだったのです。熱い想い伝えると、涙ながらに受け取った元料理長。「KOKON」2号店の計画は、一気に現実味を帯び始めます。
街を元気にするための、新たな挑戦が始まったのです。

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パンカフェKOKON~江近~
概要近江鉄道八日市駅近く、本町商店街にあるカフェ。三重から移住した吉田夫婦が営み、奥さんが作る「スキレットパンランチ」、ご主人が作る「ランチプレート」が大人気。テイクアウトイベントや、出張でのキッチンカーパーティーなども行う。
住所滋賀県東近江市八日市本町7-8
電話番号0748-29-3645
営業時間11:00~22:00
定休日月曜・木曜
備考焼きたてスキレットパンランチ 1,180円
アボカドツナのフレンチトーストランチ 1,380円
しかくいフルーツフレンチ 980円
KOKONのあげパンとアイス 680円
KOKONランチプレート 980円
認定近江牛のローストビーフ丼 1,380円
キッチンカーでホームパーティー(90分飲み放題付き)
大人4,000円 中学生以上3,000円 小学生1,500円 幼児は料理シェアで無料
※東近江市内 1日1組限定 中学生以上5名様より
https://www.kkn6po.com/
佐乃屋精肉店
概要パンカフェKOKONの隣にある精肉店。認定近江牛を扱っている。
住所滋賀県東近江市八日市本町7-8
電話番号0748-22-2148
営業時間10:00~19:00
定休日月曜
田中製麺所
概要パンカフェKOKONの向かいにある、創業以来100年を超える老舗製麺所。
住所滋賀県東近江市八日市本町6-15
電話番号0748-22-0366
営業時間9:00~17:00
定休日日曜・祝日

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

2025621日(土) 午前11時

理想の家づくりプランナーの銭湯復活プロジェクト

坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

家を建てるとき、まずは不動産業者で土地を探し、銀行からお金を借りて土地を購入、それからどんな家を建てるか住宅会社に相談するのが一般的ですが、まったく違うやり方を推奨している家づくりプランナーがいます。坂口祐司さん、38歳。「まず、お客様がどんなライフスタイルを好むのか、家に何を求めているか、細かいことまで徹底的に聞き取り調査します。それが決まってから、予算を考慮しながら土地を探します」。

「お金をかければいい家ができるワケではない」と言う坂口さん。
住む人のライフスタイルに合わせた理想の暮らしをかなえる家づくりは施主と幾度となく打ち合わせをした結果生まれる個性を活かしたデザインと設計。

「新築した家に住んでみたら、理想と全然違っていた、ということって、よく聞くんです。それは土地から建築までをトータルで考えてくれるところが少ないからです。僕はそれを変えたくて、不動産事業と設計とデザインと施工が1社でできる会社を作りました」。
創業から10年。口コミで評判が広がり、忙しい日々を過ごしています。


そんな坂口さんに大きな転機が。創業80年以上という銭湯が土地付きで売りに出されたのです。取り壊して住宅に、という話もあったのですが、無くしてしまうのはもったいない。銭湯は地元のコミュニティだと考えた坂口さんは、友人たちや腕利きの職人達と連携して、銭湯復活プロジェクトを立ち上げました。

地元・京都の銭湯『明治湯』が閉店したのは4年前。坂口さんの「お風呂好き」建築チームはここを改装して新生『明司湯』として生まれ変わらせるため、さまざまなアイデアを出し合いました。ベテランの職人たちも銭湯改装は初めて…試行錯誤の連続です。
老若男女、地元の人も観光客も訪れやすい場所にしたい。それにはどんな銭湯にすればいいのか。ノスタルジーを残しつつ進化系に。最新式のサウナを完備。
さて、どんな銭湯となるのでしょうか。

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