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赤塚誠さん 京都府宇治市 「靴磨き職人」

2023129日(土) 午前11時

さすらいの靴磨き職人

赤塚誠さん 京都府宇治市 「靴磨き職人」

近頃、街でたびたび目撃される着物姿にハットをかぶった忘れられない風貌で、身長は177センチ、体重はおよそ100キロの男性が今回の主人公。
その正体は…評判の「靴磨き職人」赤塚誠さんです。

店舗を持たず、神出鬼没。人呼んで「さすらいの靴磨き職人」その技術は折り紙つき。
足元をきれいにすることで、お客さんが進んで街に繰り出し、新たな出会いをする。それを心から望む異色の靴磨き職人に密着しました。

赤塚さんは大きく二つの方法でお客さんと接します。一つは、イベント出店。もう一つは、「靴を磨いて欲しい」と要望があれば、自ら出向くのです。一足からでも受け取りに行くのだとか。番組では、家庭でも出来る靴磨きの秘訣を惜しげもなく見せていただきながら、職人の技を披露してくれます。そんな赤塚さんを支える奥様の言葉が、また素敵。夫の夢を足元から支えていたのです。ご家庭でのシーンも必見です。

ある日、赤塚さんは、保険会社に出向き営業マンたちのビジネスシューズを磨き、そこで惜しげもなく磨き方の秘訣を教えます。ナゼ?そこにこそ赤塚さんの熱き思いがあったのです。他にも外国から来た人にも喜んでもらいたい!生まれ育った京都・宇治を盛り上げたい!など靴磨きというカテゴリーを超えた、エネルギッシュな姿は見る人の心を揺さぶります。

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M|A靴磨き
概要店舗を持たずイベントや集荷などで靴・革製品全般のケアやリペアをする靴磨き職人。
営業時間月曜~土曜:9時~22時(集荷時間は要相談)
定休日日曜・祝日
備考※集荷無料地域
京都市内・山城地域
枚方市・交野市・大津市など京都市近郊

インスタグラム
https://www.instagram.com/shoeshiner_tio_mako/

https://twitter.com/makoto_akatsuka
フェイスブック
https://www.facebook.com/06171111makoto

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次回の放送

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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