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石田万音さん 大阪府豊中市 『アルゴセブン』所属

2025111日(土) 午前11時

女子プロボウリング界の新星

石田万音さん 大阪府豊中市 『アルゴセブン』所属

中山律子の活躍により、日本中で空前の大ブームを巻き起こしたボウリング。あれから55年。関西出身のニュースターが現れたことをご存知ですか?石田万音さん、19歳。高校卒業後、プロデビューを果たした2023年、ルーキーながら大会で2度優勝。18歳という若さでランキング3位に入るという快挙を果たしました。2年目となる去年はさらなる飛躍をを遂げ、最後の大会を残した時点で、ランキング1位に。

最大のライバルは中島瑞葵さん。彼女もまだ20歳。おととし5勝をあげる活躍でランキング1位を獲得しました。「中島選手には絶対負けたくない」と万音さん。ニュースター同士が激しくぶつかるシーズン終盤戦、果たして勝負の行方は…

現在340名が所属する女子プロボウリング。年間30試合前後を戦い、その年のチャンピオンを決めるのですが、残り3試合、負けられない試合が続きます。万音さんが重視するのはパワーではなくコントロール。レーンによって微妙に違い、また時間によっても変わるレーンコンディションを把握し、どうアジャストするかが試合を決めるといいます。万音さんの練習方法とは?また、メンタルを鍛えるためにやっていることとは?

4歳からボウリングを始め、小中高全ての世代で日本一位になった万音さん。プロになった今は、三国にある『アルゴセブン』に所属しています。プロボウラーのほとんどは、どこかのボウリング場に所属して、練習場を確保しています。しかしボウリング場の仕事は、練習だけではありません。受付や掃除など、様々な仕事があるのです。「純粋にボウリングだけをしているプロは一人もいないのが現状で、年間王者になっても獲得賞金は1000万円いかないですから。」

それでも大好きなボウリングの世界を変えたい、と願う万音さんは練習以外にも、体力強化のトレーニングを欠かせません。「将来的にはボウリングの本場、アメリカで勝負したいんです。賞金のケタも違うし、メジャースポーツとして認知されてますから。」

年間ポイント、アベレージ、獲得賞金の三冠王を目指す万音さん。いよいよ最終決戦がやってきました。「全日本女子プロボウリング選手権大会」を制することはできるでしょうか。

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アルゴセブン
概要石田万音プロが所属するボウリング場
住所〒561-0823 豊中市神州町1-10アルゴセブンビル2階
電話番号06-6335-0033
営業時間日曜・月曜・火曜・水曜・木曜:AM10:00~AM2:00
金曜・土曜・祝前日:AM10:00~AM5:00
定休日なし
備考ホームページ
http://www.algo7.jp/bowling.html

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次回の放送

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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