バックナンバー
2025年2月8日(土) 午前11時~
チョコレートで世界2位に輝いた溶接職人
小西栄二さん 『YOSANO ROASTAR KYOTO 』京都 与謝野町
のどかな田園風景が広がる京都・与謝野町。去年3月にオープンした『YOSANO ROASTAR KYOTO 』が話題になっています。カカオ豆からチョコレートを自家製する
「ビーントゥバー」で世界2位に輝いたお店なんです。作っているのは、店主の小西栄二さん、58歳。実は本職は、ショコラティエでも料理人でもありません。意外にも、溶接工。
高度な技術でチタン合金のオートバイのパーツや自転車を作り、「現代の名工」にも選ばれた凄腕の職人です。そんな小西さんが、何故チョコレートを?
小西さんのこだわりはコーヒーにも。美味しさの秘密は、なんと焙煎機を自分で作ってしまったこと。一度、既製品を参考に製作するも、納得がいく機械が出来なかったことから、独学で焙煎機を作ってしまったのです。「何度も失敗するうちに、成功が見えてくる」と、2年の歳月をかけ出来上がったのが、セラミック遠赤外線ロースターです。
自家製の焙煎機を開発した時、様々な素材を試し、抜群に美味しかったのがカカオ豆でした。小西さんのチョコレートはこうして生まれたのです。遠赤外線ロースターで焙煎することの効能を教えてもらいましょう。
チョコレート作り始めて直面したのが、豆の皮をむく大変さでした。手作業だと1キロむくのに2~3時間かかります。そこで小西さん、カカオ豆粉砕分別装置を開発し、10分で皮むきを終わらせました。皮むきからチョコレートの原料となる「ニブ」の分別・粉砕まで行えるため、「チョコレート専門店から『神の機械』とよばれて全国から発注が来ました」。
この日、進学で京都を離れている2人の娘さんが帰省。溶接工の父親がチョコレートを作り始めたとき、どう思ったのでしょう?一緒に『YOSANO ROASTAR KYOTO 』を営む、妻の暢子さんは?そして、様々な技術を身に着けるうち、「すべての分野でトップになりたい」、「人の役に立つものを作りたい」という小西さんの熱い想いとは?
「地元を盛り上げたい」と58歳であるイベントを初開催する小西さん。京都・舞鶴にある赤レンガパークに、全国から名だたるコーヒーショップとチョコレート専門店が集結しました。さらに、バレンタインデーに向けて新たなチョコレート作りもスタートさせます。
概要 | 自転車の溶接職人が作るコーヒーとビーントゥーバーのチョコレートが頂けるお店 |
---|---|
住所 | 京都府与謝郡与謝野町明石2400 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 月曜・火曜・水曜・日曜 インスタグラム確認 |
備考 | ホームページ https://kyotoyosano-roaster.com/ インスタグラム https://www.instagram.com/yosanoroaster.kyoto/ |
概要 | カカオ豆からチョコレートになるまでの製造を一貫して京都の工房で行うビーントゥバーチョコレートの専門店 |
---|---|
住所 | 京都府京都市中京区西ノ京三条坊町15-3 |
電話番号 | 075-874-4870 |
営業時間 | 10:30~18:30 |
定休日 | 不定休 |
概要 | 日本三景天橋立を目の前にしたワイナリーで、自社農園と契約農家で栽培したぶどうを原料とするワインを醸造 |
---|---|
住所 | 京都府宮津市国分123 |
電話番号 | 0772-27-2222 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜(ワイナリー内無休) |
各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。
バックナンバー