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曲田かんなさん 『日本酒ポニーテール』 大阪 天満

2025426日(土) 午前11時

夢はアイドル育成!行列ランチ店で奮闘する女性店主

曲田かんなさん 『日本酒ポニーテール』 大阪 天満

大阪の天満エリアで、毎日お昼前に大行列ができる人気店があります。おかずに小鉢7品、そしてメインはオーダーを受けてから握る、ほかほかのおにぎりです。しかもこのおにぎり、おかわり無料の食べ放題!お客さんが喜ぶわけです。ちなみに、一人で食べた最高記録は13個だそう。スタッフは全員女性、しかも髪型は全員ポニーテール。この独自のスタイルがリピーターを増やしました。店名は『日本酒ポニーテール』。

様々なアイデアでポニーテール旋風を巻き起こしているのが、27歳の若きオーナー、曲田かんなさん。料理人としてのキャリアはありませんが、日々勉強中。元々は建設業や不動産関係の仕事に携わり、そこで貯めた800万円を元手に、飲食業界に飛び込みました。

ランチ営業は11時から怒涛の3時間半。それが終わると夜の仕込みです。夕方4時オープンなので、1時間ほどしかありません。自身を「日本酒女子」だと語るほどの日本酒好きのかんなさん。常時30種類以上を用意し、研究を重ねたアテでもてなします。20代の感性を活かした一品料理は、色鮮やかな盛り付けで、SNSで話題になっているのです。

夜9時。スタッフに残りの営業を任せると、日本橋にあるお店に立ち寄りました。スタンド『ツインテール』。3年前にかんなさんが立ち上げた1号店です。男性の常連客で盛り上がるそのわけは…実はアイドルが大好きなかんなさん。自らも表舞台に立った経験を活かして、アイドルのプロデュースが夢になりました。そこで、アイドルを育成できるお店を、と考えて開いたお店だったのです。お店のスタッフでユニットを組んで、定期的にライブイベントにも出演。かんなさんもステージに立つことも。

さて、飲食店経営者であるかんなさんは、『日本酒ポニーテール』の新たな展開を考えていました。それはコース料理を提供する割烹イベントです。やって来たのは、中央卸売市場。勉強熱心なかんなさんに、仲買人からの信頼も厚いようす。旬のホタルイカをはじめ、様々な魚介類を見て回ります。今回、メインの食材と考えていたのは、クジラでした。さて、どんなコース料理になるのでしょうか。

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日本酒ポニーテール
概要主人公曲田かんなさんが営むお店。店員さんは全員ポニーテール。お昼はおにぎり食べ放題のランチメニューが人気で、夜は日本酒と肝料理が楽しめる。
住所〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋3丁目8-5
電話番号06-6450-5330
営業時間平日ランチ 11:00~15:00
土曜・祝日ランチ(日曜なし) 10:00~15:00
夜営業(月曜以外)16:00~23:30
定休日ランチ:日曜
夜:月曜
備考おにぎり御膳1,300円~
ポニーテールで来店すると ドリンク一杯サービス

インスタグラム
https://www.instagram.com/kimogakimo/
スタンドツインテール
概要店員さんは全員ツインテールというコンセプトの立ち飲み居酒屋。曲田かんなさんが経営する飲食店の一号店。名物の1リットルのメガジョッキハイボールや、お酒に合うメニューも豊富に揃う。
住所〒556-0004 大阪府大阪市浪速区日本橋西1丁目6-3
電話番号06-6632-5874
営業時間平日 17:00~24:00
土・日曜、祝日 15:00~24:00
定休日不定期
備考ツインテールで来店するとドリンク一杯サービス

インスタグラム
https://www.instagram.com/stand_twintail/

食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27126361/
やきとり 旬野菜 ながしろ
概要曲田さんの師匠である長原士郎さんが経営する居酒屋。焼き鳥はもちろんのこと、旬の野菜料理や創作串、鉄板焼きなどたくさんのメニューが楽しめる。
住所〒553-0004 大阪府大阪市福島区玉川4丁目15-9 ニューフジ1F
電話番号06-6225-1555
営業時間月~金曜
11:30~14:00 テイクアウトのみの営業
ディナー 17:00~23:00

土・日曜、祝日
11:30~23:00(店内、テイクアウトどちらも)
定休日不定期
備考参考料金 HP参照
https://r.gnavi.co.jp/skneghtu0000/

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次回の放送

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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