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草輪作家・関西アウトドアズスクール校長 二名良日さん

2018825日(土) 午前11時

枯れ木に新たな生命を吹き込む! アウトドアの達人

草輪作家・関西アウトドアズスクール校長 二名良日さん

ある時はアウトドアの達人として、ある時は草輪作家として活躍している二名良日さん。彼が作る草輪とは、主に枯れた木の枝や草花を使い、巻き付けて作るリースのこと。一度朽ちてしまった植物に新たな生命を吹き込み、最後の輝きを与える二名さんの草輪は、全国で評判を呼んでいます。

今年で75歳の二名さん。幼い頃から自然を身近に育ち、大学時代には探検部で活動。以来、シルクロードやベーリング海など、世界中で多岐にわたるアウトドア活動にたずさわってきました。

そしていつしか、自然の中で朽ちてしまった草花を使い、草輪を作るようになった二名さん。その草輪は春夏秋冬、それぞれの季節ごとの色が現れています。そこには、自然への感謝と、最後にもう一度輝かせてあげたいという二名さんの思いが込められています。

現在は草輪の創作の傍ら、子どもたちに自然の素晴らしさ、楽しさを教えている二名さんですが、自然活動に夢中だった反面、家族サービスは疎かにしてきました。
しかしこの度、初孫が誕生!そこで初めて一緒にキャンプを行い、久々の家族サービス!初孫のために草輪で遊具を作ることに。
おじいちゃんから孫娘へ!思いを込めて作り上げた草輪の遊具とは?

自然とアウトドアを愛してやまない、75歳の草輪作家に密着しました。

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関西アウトドアズスクール
概要プロの野外活動家として国内外で指導する二名さん。
夏の間は岡山県・釜島で無人島キャンプを行っています。
備考ホームページ
https://sites.google.com/site/yoshihifutana/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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