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「丹波レストラン×菓子工房 あれっと」小田義之さん

2019316日(土) 午前11時

悲しみを乗り越えた家族の絆レストラン

「丹波レストラン×菓子工房 あれっと」小田義之さん

兵庫県丹波市にある「あれっと」は、ご主人の小田義之さん・奥様の直子さん・長女の明日香さん・次女の絵美香さんの4人で営む、フレンチと洋菓子販売のお店です。
オーナーシェフの義之さんは、レストランで経験を積み、44歳で独立。京都市内のお店は評判となっていました。

そして還暦を機に、郊外へと移転し、直子さんと2人でスローライフを楽しもうと考えていましたが、名古屋に嫁いでいた明日香さんから、旦那様の訃報が届いたのです。義之さんは、明日香さんと共に、直子さんの実家がある丹波へと移住。親子3人でのお店を構えたのです。

そして2年前、同じ町内で移転リニューアルをした時には、子供のことで悩んでいた絵美香さんも加わりました。
4人で支え合う「あれっと」は、丹波の食材を活かしたフレンチとスイーツで、地元の人気店となったのです。

『何があっても受け入れて前へ進む』。小田家の決意で、
2人の娘に洋菓子作りを教えてきた義之さんは、今回、
旬のニンジンを使った新しいお菓子作りを姉妹に託しました。2人はタルトを作ることにしましたが、ニンジンの旨味をうまく引き出せることはできるのでしょうか?
親から子へ伝わる愛。強い絆で前を向く家族の物語です。


家族の絆で丹波の魅力を伝える!
苦難を乗り越えた家族のレストランに密着しました。

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丹波レストラン×菓子工房あれっと
概要今回の主人公・小田義之さんが営む洋食レストラン。菓子工房が併設されていて娘さんたちの手作りスイーツも人気のお店
住所兵庫県丹波市青垣町156-1
電話番号0795-87-2000
営業時間ランチ11:00~14:00 ディナー17:00~19:00(予約制)
定休日水曜・木曜は不定休あり 
備考パスタセット 1,600円(税別)~ 
コース料理 3,800円(税別)~ *要予約

北近畿豊岡自動車道・青垣IC降りてすぐ

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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網野篤子さん 京都市

2025712日(土) 午前11時

ガラス細工で作るリアルな金魚

網野篤子さん 京都市

ガラス工芸の博物館で開催されていた「超絶技巧 硝子展」。ここで注目を浴びたガラス細工が…夏の風物詩、金魚。細部まで再現されたガラス細工の金魚は、まるで生きているような躍動感があります。まさに「超絶技巧」。この金魚の作品を作っているのが、ガラス作家の網野篤子さん。彼女が金魚をガラスで表現する理由、それは「金魚が大好きだから」。

京都の深泥池のほとりに、この地で生まれ育った網野さんのアトリエがあります。網野さんはバーナーワークという技法で、色ガラス棒を素材に20年以上、金魚を作っています。とにかくリアル。本物と比べてみても、その再現性に驚かされます。品種ごとに異なるシルエットや、ヒレの微細な特徴まで、見事に再現されています。では、その作品制作を見せてもらいましょう。

様々な色のガラス棒をバーナーで溶かして形にしてゆきます。溶けたガラスが垂れぬようつねに回転させ、温度を均一に保ちます。温度差ができると、ガラスが割れてしまうので、この調節がとても難しい。ガラスを継ぎ足し、先の細いピンセットでひれの膜を作り、尻びれ、尾ひれと、様々な器具を駆使して、本物に近づけてゆくのです。時には金箔や銀箔を使うことも。

網野さんは、ガラスの金魚を美しく仕上げるため、日々、研究を重ねています。やって来たのは、金魚の一大生産地・大和郡山。養殖のプロの話を聞き、様々な種類の金魚を見て、創作の源にしています。今日のお目当ては「大阪らんちゅう」。江戸時代から大阪を中心に、広く飼われた品種で、太平洋戦争の時代に絶滅の憂き目に遭いました。近年、愛好家たちが力を尽くし、見事、復活したそうです。網野さんのガラス細工で表現した「大阪らんちゅう」とは?

この日、網野さんに東京での展示会のオファーが舞い込みました。そこで新作を披露することにしたのです。挑戦するのは「ピンポンパール」という金魚。その名のとおり、まるでピンポン玉のように金魚です。網野さんはピンポンパール専門店を訪ね、じっくり見学して、創作のヒントを得ました。初めて表現する「ピンポンパール」、はたして納得のいくガラス細工に仕上がるのでしょうか。

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