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「coboto bakery(コボトベーカリー)」 パン職人 酒井圭一さん

201983日(土) 午前11時

公務員から転身 国産小麦にこだわるパン屋さん

「coboto bakery(コボトベーカリー)」 パン職人 酒井圭一さん

兵庫県姫路市にある「coboto bakery(コボトベーカリー)」は、およそ250個ものパンが朝11時のオープンから2時間ほどで売り切れてしまう人気のパン屋さん。店頭に並ぶパンはすべてパン職人の酒井圭一さんが焼き上げています。

酒井さんが作るパンは、希少な国産の小麦を使った自家製粉の手作りパン。ハード系の食事パンは地元農家が作る小麦の全粒粉にこだわり、総菜パンや菓子パンなどに使う野菜は農家から直接仕入れています。

神戸市出身の酒井さんは、大学生の頃から環境問題に関心を持ち公務員として就職しました。そんな彼がパン職人を志したきっかけは、公務員時代に始めた農家巡り。
その後、生産農家の顔が見えるパンを作りたいと、パン作りを独学で習得。市役所を退職し、昨年3月に「coboto bakery」をオープンしました。パンの食材を求めて、今も農家巡りをする酒井さん。小麦農家を巡るツアーの開催や、小麦についての講演をするなど、様々なイベントを企画。アイデアを巡らせ、新しいパンを生み出しながら生産農家を応援しています。


国産小麦にこだわり、農家とつながる新しいパンづくりを目指すパン職人に密着しました。

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coboto bakery(コボトベーカリー)
概要国産小麦・自家製粉にこだわるパンの店
住所兵庫県姫路市梅ヶ枝町873-1
営業時間土曜~月曜、第1、3金曜 11:00~16:00(パンが売り切れ次第終了)
定休日火曜~木曜、第2、4金曜(臨時休業の場合もあり)
備考ホームページ http://cobotobakery.com/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

2025621日(土) 午前11時

理想の家づくりプランナーの銭湯復活プロジェクト

坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

家を建てるとき、まずは不動産業者で土地を探し、銀行からお金を借りて土地を購入、それからどんな家を建てるか住宅会社に相談するのが一般的ですが、まったく違うやり方を推奨している家づくりプランナーがいます。坂口祐司さん、38歳。「まず、お客様がどんなライフスタイルを好むのか、家に何を求めているか、細かいことまで徹底的に聞き取り調査します。それが決まってから、予算を考慮しながら土地を探します」。

「お金をかければいい家ができるワケではない」と言う坂口さん。
住む人のライフスタイルに合わせた理想の暮らしをかなえる家づくりは施主と幾度となく打ち合わせをした結果生まれる個性を活かしたデザインと設計。

「新築した家に住んでみたら、理想と全然違っていた、ということって、よく聞くんです。それは土地から建築までをトータルで考えてくれるところが少ないからです。僕はそれを変えたくて、不動産事業と設計とデザインと施工が1社でできる会社を作りました」。
創業から10年。口コミで評判が広がり、忙しい日々を過ごしています。


そんな坂口さんに大きな転機が。創業80年以上という銭湯が土地付きで売りに出されたのです。取り壊して住宅に、という話もあったのですが、無くしてしまうのはもったいない。銭湯は地元のコミュニティだと考えた坂口さんは、友人たちや腕利きの職人達と連携して、銭湯復活プロジェクトを立ち上げました。

地元・京都の銭湯『明治湯』が閉店したのは4年前。坂口さんの「お風呂好き」建築チームはここを改装して新生『明司湯』として生まれ変わらせるため、さまざまなアイデアを出し合いました。ベテランの職人たちも銭湯改装は初めて…試行錯誤の連続です。
老若男女、地元の人も観光客も訪れやすい場所にしたい。それにはどんな銭湯にすればいいのか。ノスタルジーを残しつつ進化系に。最新式のサウナを完備。
さて、どんな銭湯となるのでしょうか。

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