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アジサイの花が次々と消える? 京都・三千院で起きた異変 意外な“犯人”とその目的とは 被害の一方で三千院関係者は「感謝の気持ち」

06/18 18:52 配信

 いま、京都・大原にある三千院で見頃を迎えているアジサイに異変が起きています。
 一体なにが・・・。

 三千院は1200年の歴史を持つ、国宝などがあるお寺。
 庭園では四季折々の景色を楽しむことができ、“東洋の宝石箱”ともよばれています。

 春はサクラに、秋は紅葉、冬には雪景色。
 そしていまの時期には、見頃を迎えるアジサイが多くの人を楽しませています。

 ただ、今年はアジサイに異変が起きているといいます。

 辺り一面を鮮やかな青色が埋め尽くすはずが、その青色がほとんどありません。
 咲いていないアジサイをよくみると、花が咲いていないのではなく、咲く花がない状態。

 花の部分が「チョッキリ」なくなっているのがわかります。
 約1000株のうち今年は2割ほどしか咲いていません。
 そのワケは・・・?

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アジサイチョッキリ

三千院総務部・園部宏人課長
「アジサイチョッキリというゾウムシの一種。ここまでの被害だと報告しないといけない状況は初めて」

 アジサイに甚大な被害をもたらしていたのは「アジサイチョッキリ」とも呼ばれるゾウムシの一種で「シロオビアカアシナガゾウムシ」でした。なぜアジサイが狙われたのでしょうか。

東京農業大学・小島弘昭教授
「(『アジサイチョッキリ』は)産卵後、幼虫が(アジサイの茎を)食べる。おそらく幼虫が食べやすいように植物を弱らせているのかなと思う」

 小島先生によりますと、「アジサイチョッキリ」にとって、アジサイは餌に適した植物だといいます。

 一般的に「アジサイチョッキリ」は体長が約5~7ミリで、産卵時期が5~6月頃であるとされていて、アジサイを切る目的は産卵のためで、茎を切って中に卵を産み、幼虫はその茎の栄養で育っていくと言われています。
 小島先生は切られたアジサイの剪定の重要性を話します。

小島教授
「切られた後の茎に傷が残る。その部分は切ったほうがいい。その中で幼虫が育って、また増えていったりする」

三千院総務部・園部宏人課長

 三千院はアジサイを剪定するなど、すでに対策を取っているということです。

訪れた人の声
「(犯人が)人間かと思っとった」
「ちょっとさびしいですね」
「残念やな、なんとも言いようがないわ。自然の摂理やからな。虫が勝ったんや」

 三千院の園部さんは、取材に対し、この状況にも感謝の言葉を口にしていました。

三千院総務部・園部宏人課長
「(アジサイが)いつもきれいに咲いている。これって当たり前じゃなかったんだと。いつもありがとうございますと感謝の気持ちもこみ上げてきました」「ゾウムシさんもご自身が生きるために卵を産むということでもある、当たり前のように命をいただいているということを、気づかせていただいた」

(『newsおかえり』6月18日放送分より)

最終更新:06/18 18:52

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