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子どもを守る「日陰」が新市場に 屋内遊戯施設や園庭用設備 亜熱帯化する日本見据えた斬新アイディア

07/17 19:10 配信

 連日の猛暑のなか、建物の陰や木の下など、つい「日陰」に逃げ込みたくなる季節が続いています。
 いま、その「日陰」をめぐって、新たなビジネスが広がりを見せています。

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屋内で“外遊び”を再現 ショッピングモールの遊戯施設

屋内遊戯施設「ちきゅうのにわ」

 兵庫県姫路市のショッピングモールにある屋内遊戯施設「ちきゅうのにわ」には、平日にもかかわらず多くの親子連れが訪れていました。
 外は真夏日でしたが、室内は快適な約25度に保たれています。

 的当てゲームやボールプール、飛び跳ねられるドームなど、屋内にいながら外遊びに近い体験ができるのが特徴です。
 中でも目を引くのが、抗菌加工された「本物の砂」を使った砂場です。
 「子どもに、涼しく安全な環境で本物の体験をさせたい」という思いから、あえて本物の砂にこだわっています。

「本物の砂」を使った砂場も

(利用した保護者)
「足の感覚や手の感覚をしっかり体験できる。外の砂場だと口に入れたりしてしまうので、なかなか体験させづらいですが、ここは抗菌なので安心です」

 イオンファンタジーは3年前から日本で「ちきゅうのにわ」を展開しています。それより前の2011年からASEAN地域での屋内大型遊戯施設の運営をしていて、「亜熱帯化する日本」を見据えた逆輸入の発想があるということです。

「子どもに、涼しく安全な環境で本物の体験をさせたい」という思いが

(イオンファンタジー・担当者)
「ASEAN地域ではショッピングモールが、家族が涼しい館内で1日過ごすエンタメ空間として機能しています。日本でも、猛暑で子どもたちが屋外でのびのびと遊べる機会が減る中、健やかに発育する場所として提供することが使命だと考えています」

保育園に“おひさまカーテン”無償提供 2000万円超の園庭設備

園田愛児園の「おひさまカーテン」

 暑さ対策は、保育の現場にも広がっています。
 尼崎市の「園田愛児園」では、広い園庭を覆うように大きな日よけネットが設置されました。
 その名も「おひさまカーテン」です。

日なたと日陰では約12℃の温度差

 日差しをしっかり遮ることで、真夏でも園庭の温度を大きく下げることができます。
 サーモグラフィーで計測すると、日なたと日陰では、温度差がおよそ12℃もありました。

 園側は、ネットの設置によって外遊びの時間が大幅に増えたと話しています。

(園田愛児園・園長)
「設置された5月以降の体感として、外で遊ぶ時間が格段に増えました。まぶしさも気にならず、友達の顔を見ながら十分に遊べる時間が増えています」

園田愛児園提供

 この「おひさまカーテン」。園に設置されたのは約2000万円するフルスペックの設備ですが、地元・尼崎の企業が無償で提供しました。
 尼崎で一番広いと言われる園庭で実際に使ってもらうことで、商品改良のためのデータを集め、販売拡大につなげたい考えです。

翔栄・代表取締役社長

(翔栄・代表取締役社長)
「園の先生たちがホームセンターなどで簡易的な日陰を作っているのを街中で見ていました。それをどうにかできないかと思っていました」

さらに、台風などでテントが飛ばされるのを防ぐため、業者を呼ぶことなく、園の先生でも簡単に取り外しできる構造など、現場で使いやすい仕様にこだわったということです。

「これは唯一無二の商品としてやっています。今後、日陰や暑さ対策はずっと続くものだと思います」。

最終更新:07/17 19:10

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