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JR大阪駅前の“謎の突起”が物議醸す 「排除アート」との声も… 大阪市は不法投棄など防ぐための施策だったが・・・市長も「活用案を検討したい」 公共スペースのデザインのあり方問われる
07/27 18:48 配信
JR大阪駅に突如として現れた、レンガ状のブロックが、いま物議を醸しています。
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JR大阪駅前に“謎の突起” 設置の理由は?
JR大阪駅前にあるレンガ状のブロック
JR大阪駅前にある、おなじみの横断歩道の脇。これは「アート」か「デザイン」か。それとも…
中村想人アナウンサー
「ありました、これですね。コンクリートからレンガがにょきにょきと出ています」
コンクリートの地面から、でこぼこと突き出すように埋め込まれた、レンガ状のブロック。見るからにつまずきやすそうで、「バリアフリー」に逆行する「バリアフル」な印象です。
なぜ地面にブロックを設置?
そもそも、なぜ地面にブロックを設置することになったのか。大阪市によると、ここにはもともと植え込みがあったそうですが…
大阪市建設局・廣田薫さん
「(植栽が)日照不足や水不足などで、なかなか根づかない状況が続き、空桝(植物がない状態)になっていた」
2020年ごろからは更地のような状況になり、それ以降、自転車や原付バイクの放置、ペットボトルなどの不法投棄が続いたといいます。
大阪市建設局・廣田薫さん
「そのたびに対処していたが、なかなか改善されない状況が続いた。近年はホームレスの方も住み着くようなこともありましたので、そういった方にも指導しながら対応していたが、どうしても改善されないということもあり、一般の方の立ち入りを防ぐ意味を込めて視覚的に分かりやすく、こういった施工をした」
「つまずくと危険」と苦情も…
「つまずくと危険」と苦情も…
しかし、そのデザインをめぐって市には「つまずくと危険」といった苦情が寄せられ、わずか1週間ほどで周囲に立ち入り禁止の看板を置くことに。
とはいえ、地面をでこぼこにしても不法投棄は防げないような気がしますが・・・街の人からは、こんな声もー
神奈川県からの観光客
「大阪の駅前なので『あれ、なんかここだけ温かい雰囲気がないな』と肌で感じる」
「(Q.大阪なら何を期待しました?)なんでしょうね。ミャクミャクが寝そべってるけど他の人は寝そべったらアカンよ~みたいな」
街の人
「有料の駐輪場はできないの?」
「(Q.スペースもったいない感じする?)(地価が)高いところだもん、むちゃくちゃ。家の1軒や2軒建つ」
「柵で良かったんじゃないか。今ある物をちゃんとする感じで良かったんじゃないかな。でこぼこを使う必要はなかった」
横山英幸・大阪市長
こうした声に横山市長はー
横山英幸市長(Xより)
「侵入防止の柵等を設置する場合は、基礎工事を行う必要があるようですが、現場の条件から難しい状況であったとの報告を受けています」
市は今後、市民の意見を参考に対応していくとしていますが…
横山市長(Xより)
「良くも悪くも、これだけ注目を集めてしまったので、いっそ視認性を確保しつつ、パブリックアートを設置するなど、さらなる活用案も検討するよう指示をしています」
「排除アート」との声も…公共スペースのデザインのあり方は
SNSでは様々な声が…
では、今回のブロックを設置についてSNSでは賛否の声があがっています。
「つまずいて転びそうになった人を見ました」「今回の工事は正解だと思います。そもそもここは人が通る所じゃないです」といった声や「『排除アート』では?危険ですね」という声もあがっています。
「排除アート」とは?
では、「排除アート」とはどういうものなのでしょうか。東北大学大学院の五十嵐太郎教授によると「日本ではホームレスの人などが寝そべらない・長居しないように公共スペースを意図的にデザインしたもの」ということです。
しかし、実は一般の人の居場所も削り、高齢者、妊婦や災害時の避難民なども潜在的に攻撃をしているといい、海外では「Hostile architecture(敵対的な建築)」などと表現されているということです。
例えば、石川県金沢市のベンチには、横になれないようにするためなのか間に花が植えられています。また、東京・渋谷では、特定のスペースに誰も立ち入らないようにするためなのか、ブロックのようなものが設置されています。
ABCテレビ・木原善隆コメンテーター
ABCテレビ・木原善隆コメンテーター
「ひと口に『排除アート』と言っても、ベンチはそもそも座るものなので、それは誰のためのベンチなのかという考え方が重要です。『座るだけで寝そべらないでください』となっていますが、ホームレスの人だけではなくて、たまには公園で寝そべりたい時もありますよね。それも駄目なのかと、様々な問題をはらんでると思うので、分けて考えなければいけません。本来入ってはいけないところに入らないようにするためには、きちんと方法を考えたら良いですが、みんなが使う場所をどのように提供するか、みんなの意見を聞いてやるべきだと思います」
(「newsおかえり」2026年7月27日放送分より)
最終更新:07/27 18:48


