関西ニュースKANSAI
なにわ筋線の総事業費6425億円と試算 当初計画から倍増も費用便益比は1超え「事業継続は妥当」 横山市長は2031年の開業目標変えず
08/18 18:07 配信
事業費の高騰が明らかになった鉄道新線「なにわ筋線」について、建設を担う第3セクターが、総事業費は6425億円になるとする新たな試算を出しました。一方で、投資に対する効果を表す「費用便益比」は「1」を超え、「事業継続は妥当」だとしています。
2031年の開業を目指して2021年に着工したなにわ筋線は、JR大阪駅からJR難波駅、南海新今宮駅を結ぶ全長7・2キロで、大阪駅から乗り換えなしで関西空港駅につながります。
当初の計画では、約3300億円をかけて建設予定でしたが、地価の高騰や地中の障害物の撤去などが影響して、総事業費が6500億円にほぼ倍増するという見通しが、4月に示されていました。
総事業費を6425億円とする新たな試算は、なにわ筋線の建設を担う第3セクターの「関西高速鉄道」が、大阪府・市から、工事費用を精査するよう求められて、算出したものです。
今後、コストを削っても、事業費の大幅な増額は避けられないとみられますが、関西高速鉄道は、投資に対する効果の比率(費用便益比)が、公共事業の目安の「1」以上を満たす「1.05」とする審議結果を示し、「事業継続は妥当」と府市に報告したということです。
大阪市は18日、有識者らを集めて会議を開催し、引き続きコスト縮減に努めるよう、関西高速鉄道に働きかけることなどを確認しました。
横山市長は「大阪の南北軸をつなげる、非常に重要な戦略路線になる」として、なにわ筋線の必要性を強調し、引き続き2031年の開業を目指す考えを示しました。
最終更新:08/18 18:07


