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いま「スクイーズ」が空前のブームに! 背景に人間の本能が? “感触系おもちゃ” 次に流行するのは?【識者解説】
08/25 19:00 配信
背景に人間の本能?今スクイーズがブーム!
いま、子どもたちの間で爆発的な人気を集めているのが、柔らかくモチモチした感触の「スクイーズ」です。
「一度触るとクセになる」と話題の、触って楽しむ”癒やし系雑貨”です。
なぜ今これほど人気なのか。次にブームが来る”感触系おもちゃ”とは?
おもちゃ開発者の高橋晋平さんと“深掘り”します。
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そもそも“スクイーズ”とは?
そもそも“スクイーズ”とは?
スクイーズ(squeeze)とは、英語で「ぎゅっと押す・握る」という意味です。
発泡ウレタンやシリコンなどの柔らかい素材でできていて、押したり握ったりすると、ゆっくりと元の形に戻ります。そのふわふわ・モチモチとした感触が「一度触るとクセになる」ということで、”癒やし系雑貨”として大きなブームを巻き起こしています。
誰もが夢中に?空前のスクイーズ人気
大人をターゲットにした「トイザらス 上野マルイ店」(7月17日オープン)では、売り場面積のなんと4分の1を、スクイーズの人気ブランド「iBLOOM(アイブルーム)」の商品が占めています。
大阪・梅田のHEP FIVEにも、去年9月に「iBLOOM」の直営店「MOOOSH SQUISHY(モッシュ スクイーシー)」がオープン。子どもから大人まで幅広い層が訪れています。
また、今のスクイーズは見た目だけでなく、香りへのこだわりも。バニラなどの甘い香りがするものも登場しています。
ブームの裏に“4つの理由” スクイーズを科学的に分析!
ブームの裏に“4つの理由”
スクイーズがブームとなっている背景を、科学的に分析してみましょう。
今年上半期のベストセラー総合1位「ハーバード、スタンフォード、オックスフォード・・・科学的に証明されたすごい習慣大百科」の著者で、ストレス・行動科学に詳しい明治大学法学部・堀田秀吾教授は「触り心地のいいものに触れることで喜びを感じるのは、ほ乳類全体に言えること」として、スクイーズが人を惹きつける4つの要素を挙げています。
①安心感:モチモチして反発する感触が人間の肌に近い
②癒やし:“ゆっくりと元に戻る動き”が心を落ち着かせる
③刺激:デジタル世代にとってアナログ体験が新鮮で刺激的
④ストレス解消:現代人は処理する情報が多く、脳が常に疲れやすい
「∞(ムゲン)プチプチ」開発者が語る、感触おもちゃの歴史
おもちゃ開発者・高橋晋平さん
今回解説を担当するおもちゃ開発者の高橋晋平さんは、2004年にバンダイに入社し、約10年間で50点以上のおもちゃの企画開発やマーケティングに携わりました。
国内外で累計335万個を売り上げた大ヒット商品「∞(むげん)プチプチ」もその一つです。
2014年には(株)ウサギを設立、企業と共同で新商品の開発に取り組んでいます。
©BANDAI ※「プチプチ」「∞プチプチ」は川上産業株式会社の商標登録商品です
開発者が語る!「∞プチプチ」秘話
「∞プチプチ」が生まれたのは2007年のこと。
当時ボードゲーム担当だった高橋さんは市場の低迷に悩んでいましたが、対照的にストラップ市場は好調だったといいます。
そんな中、プチプチ(緩衝材)に目をつけて「∞プチプチ」の商品化に成功しました。
その時、高橋さんが気づいたのは「俺、感触マニアだ」ということ。幼いころからタオルケットや練り消しをずっと触っていたことを思い出し、「これは人間の本能かもしれない」と確信したといいます。
実は昔からあった「感触系おもちゃ」
これまでに登場した”感触系おもちゃ”は、スクイーズだけではありません。
1978年のスライム、2007年の「∞プチプチ」、2017年ごろのハンドスピナーと定期的にブームが繰り返されていて、高橋さんは「誰でも必ず子ども時代に『感触トイ』を通ってきている」と話します。
種類が豊富なこともブームの一因?
実は、スクイーズは2014年ごろからも、小中学生を中心に流行していました。
ですが、高橋さんによると「いまの大きなブームには複合的な要因があると推測される」といいます。
まず、中高生を中心にぬいぐるみをバッグにつけるブームがすでにあり、その代わりにスクイーズをつける学生が増えたということです。
また、スクイーズの“定義”も拡大していて、従来はポリウレタン製でパンのような触感だったものが、流行を受けて、さまざまな材質や触感の商品が「スクイーズ」と名乗り始めたといいます。
高橋さん
「種類が豊富になったことがブームの要因として大きいと思っています。10年前はポリウレタンと呼ばれる低反発枕のようなものだけでしたが、今はいろんな種類があるので『私はこの感触が好きだ』とアピールする、自分のお気に入りグッズにもなりました。『私のスクイーズを見て、触って』といったコミュニケーションツールにもなっています」
子どもは“寝る前”、大人は“会議前”に触るのがオススメ
科学的に考える、効果的な触り方とは
堀田教授によると、スクイーズには“効果的な触り方”があります。
子どもは集中しやすいため、勉強中に触ると意識がそちらに向いてしまうので、寝る前に心を落ち着けるために触るのがおすすめ。
大人は会議前に目を閉じて触って脳をリラックスさせることで、発想力などをアップさせる効果が期待できるとのことです。
高橋さんは「スマートフォンはただの金属の板で、みんなが触りたいという欲求の行き場を失っている。だから今スクイーズが売れているのかもしれない」と分析しています。
“感触系おもちゃ”次のブームは!?
高橋さんが次のブームとして注目しているのは、カチャカチャとした感触を楽しめる“キーボードアクセサリー”です。
「分厚いキーのボードには“懐かしかわいい”要素と、カスタマイズできるという“新しさ”があり、バッグにつける文化にもマッチしているのではないか」と予想しています。
(「newsおかえり」2026年8月24日放送分より)
最終更新:08/25 19:00


