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【岩本計介 ニュースの現場から】「家の前が川になった」なぜ福井で記録的大雨? 近畿でも今週後半に警報級大雨のおそれ
09/01 17:00 配信
8月30日午前4時半、福井県の福井市、大野市、勝山市に警戒レベルで最も高い「レベル5大雨特別警報」が発表されました。
一夜明けた坂井市内。岩本計介アナウンサーが現場に向かうと、至るところに大雨の爪痕が残されていました。
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坂井市では24時間に314ミリ、平年の2倍超の雨が一日で…
記録的豪雨から一夜 至る所に爪痕
岩本アナウンサー
「これはひどい。これ民家に入っていく道ですもんね、もう玄関先までずっと水。この向こう側、池に見えますが田んぼですよね?」
平年の1カ月間に坂井市で降る雨は約150ミリですが、8月30日朝までの24時間に記録された雨量は314ミリでした。
平年の2倍以上の雨が1日で降ったことになります。まさに「これまでに経験したことがない雨」となりました。
住宅やヘアサロンに泥水
ヘアーサロンにも泥水が…
押し寄せた泥水は、こちらのヘアーサロンの中にも。
住人の男性
「多分、ここのタオルのね、この辺ぐらいまで濡れてたんですよ。湿ってます。(Q.下はどろどろですもんね。一気に水が入ってしまった?)そうそうそう」
店のまわりが川のように…
これは30日に撮影したという店の外の様子です。
降り続いた雨で、一帯はまるで川の一部のようになっていました。
住人の男性
「これもきのうの動画です、もうピチャピチャで。これでもだいぶ水が引いたあとなんで、この状態からダーって水かきだしてなんとなく拭いて、今ここまできたというか」
「(Q.営業再開への道は見えてますか?)きれいにして消毒して電源が入れば、あしたにでもあさってにでもやろうかなと思ってますけど…どうなりますかね?」
県によると、坂井市では床上・床下合わせて60棟以上に浸水被害が出ていることがわかっていますが、まだ被害の全容は見えていません。
避難指示が出たあとは「もう出られなかった」
雨水は家の内側から流入してきたという
片付け作業を進めていた住宅を取材させてもらいました。
住人の男性
「(Q.これ全部水だったんですか?)全部、床上まで。(Q.この辺も?生活エリアですよね?)そうそう、床上数センチ。ここ一面プールみたいな感じ」
この家では入り口に土嚢を置いて浸水をせき止めていましたが、雨水は家の内側から浸水してきたといいます。
住人の男性
「(Q.入り口止めてても内側からわき出てくる?)そうですね、ジワ~っと。床下浸水までは早かったですね」
徐々に家の中に入って来る雨水の恐怖。しかし、避難指示が出たあとも、自宅に残る判断をしたそうです。
住人の男性
「(避難指示の発表時は)外に出られないですし、まわりの状況も分からないし。ほんとここが川のようだったのでもう(外に)出られないですし」
刻一刻と変わる状況の中で、いつ避難の決断をするかー
子どもを親戚の家に避難させたという親子
街で出会ったこちらの親子は、子どもを親族の家に避難させたそうです。
母親
「男の子3人で、ちびっ子がどんな動きするか分からないので3人一緒におばあちゃん家に」
「(Q.お子さんが小さいから早めの判断ができた?)そうですね、どういう行動をとるか分からないと、やっぱ川が氾濫して、流れも分からないし、大人でも持ってかれるくらい流れもすごかったので」
子ども
「(Q.お母さんと一緒じゃなかったけど不安じゃなかった?)おばあちゃんの家は雨がそんなに降ってなかったから大丈夫でした」
大雨の原因は「前線の停滞」、近畿でも警戒を
なぜ福井県で記録的大雨
福井県では24の河川で氾濫などが起こり、床上・床下浸水が105件確認され、病院や福祉施設も被害を受けています。(31日午前10時時点)
今回の大雨の原因は、秋雨前線の停滞です。
北の秋の空気と南の夏の空気がぶつかる境目で上昇気流が起き、雨雲が発生しやすい状態が続きました。
そこに南からの温かく湿った空気が流れ込み、前線を刺激して雨雲がさらに発達しました。
気象予報士・防災士の岡雄介さんは「線状降水帯のように短時間で猛烈な雨が降ったわけではなく、激しい雨が長時間降り続いたことで総雨量が増えた」と解説。これが今回の被害を大きくしたポイントということです。
近畿でも警戒を
さらに同じ気象条件が近畿にも迫っています。
週の後半にかけて夏の高気圧の勢力が弱まり、秋雨前線が南下して近畿付近に停滞する可能性があります。
南の海上には台風になりかけの熱帯低気圧もあり、4日(金)を中心に警報級の大雨になる恐れがあります。
岡さんは「近畿の方も、雨モードに頭を切り替えてほしい」と呼びかけています。
(「newsおかえり」2026年8月31日放送分より)
最終更新:09/01 17:00


