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近畿地方で警報級大雨 秋雨前線と台風の“二重構造”で週末にかけて続くおそれ【気象予報士解説】

09/03 19:17 配信

秋雨前線と台風で大雨が長引くおそれ

 近畿地方では今夜から週末にかけて、大雨が長期間にわたって続く見込みです。なぜ影響が長引くのか。気象予報士の岡雄介さんが、秋雨前線と台風という"二つの要因"が重なる構造をもとに解説します。

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台風24号が湿った空気の供給源に

気象予報士の岡雄介さん

 きょう(3日)午前に近畿の北側まで南下してきた秋雨前線は、このあと4日にかけて近畿中部・南部へとさらに南下し、その後は停滞する予報です。

 さらに、南方には台風18号と24号が発生しています。台風の周囲では反時計回りに風が吹いており、この流れによって「湿った空気が供給され続けている」と岡さんは指摘します。前線に向かって湿った空気が流れ込み続けることで、大気の状態が非常に不安定になっています。

 台風24号は週明けごろまで、同じ海域に停滞し続けると予想されています。岡さんは「湿った空気がここにあり続けて、同じような流れ方でずっと週明けまで湿った空気が流れ込む」と強調します。これが大雨が長引く根本的な理由です。

1カ月分の雨が一晩で降るおそれも

近畿の予想降水量

 気象台が発表した予想降水量は、表のとおりです。

 岡さんによりますと、9月に大阪で1カ月に降る平年の雨量は150mmほど。つまり、1カ月分に相当する雨量が一晩のうちに積み上がる可能性があるということです。

 また、1時間あたりの雨量についても「多いところで1時間に50mm」に達する可能性があります。これは「滝のような降り方」と表現される非常に激しい雨で、急激な道路冠水を引き起こすレベルです。同じエリアで雨が降り続いた場合、相当な雨量に達するおそれがあり、岡さんは「土砂災害の危険度が急激に高まる」と警戒を呼びかけました。

休校や交通機関への影響に注意

警報の可能性は?

 気象庁が発表した「警報級の可能性」の予測では、3日の午後以降、近畿地方の多くの地域で「中」以上の状態が続きます。

 岡さんは「週末にかけて、近畿のどこで警報が出てもおかしくない」と注意を呼びかけます。特に近畿中部(京阪神を含む)では、3日夜遅くから4日の午前中にかけて警報が出る可能性が高いと指摘します。

 大雨警報に加え、土砂災害警報が発表される可能性もあり、学校の休校や交通機関への影響も考えられます。

 岡さんは解説の最後に、こう呼びかけました。「前線と台風は、位置次第で雨の降る場所が一気に変わってしまうこともある。予想よりも降らなかったということも考えられるが、空振りを恐れずに、できる限り備えをしていただくのがいい」

(『newsおかえり』9月3日放送分より)

最終更新:09/03 19:17

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