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【週イチのアマモト】「主婦年金」対象が縮小へ? 約600万人への影響は・・・ ABCテレビのニュース部長が解説
09/04 20:00 配信
「主婦年金」対象が縮小へ?
ABCテレビニュース部の天本周一部長が毎週、様々な問題を解説していく新コーナー「週イチのアマモト」。
今、いわゆる「主婦年金」と呼ばれる第3号被保険者制度の見直しに向けて議論が進められています。
一定の条件を満たしていれば保険料を支払わなくても基礎年金を受け取ることができるとして「ズルい」という声もある一方で、「育児・介護で働けない人のセーフティーネットとして縮小すべきではない」という声もあがっています。
天本部長は何者? 「消えた年金問題」をスクープ
天本部長のプロフィール
天本部長は、2001年にABCテレビへ入社後すぐ、大阪府警の捜査1課取材を担当。
大阪の付属池田小事件や兵庫の明石歩道橋事故など、数多くの現場を取材しました。
2004年からは朝日新聞社に研修派遣。その後、2007年に発覚した「消えた年金問題」をスクープしました。
2014年にはパリ支局長として赴任し、計13カ国を取材。その後、『newsおかえり』の編集長を務めました。
そんな天本部長が今回取り上げるのが「“主婦年金”の対象が縮小へ!?」というテーマです。
年金制度 働き方による違いは?
年金制度3つの区分
そもそも年金制度は、働き方によって3つに区分されています。
・第1号被保険者:自営業者など。全額自己負担で国民年金を受給できる。
・第2号被保険者:会社員・公務員。保険料は会社と折半で、国民年金に加えて厚生年金も受給できる。
・第3号被保険者:第2号被保険者に扶養される配偶者。保険料の支払いは不要で、国民年金を受給できる。
このうち、第3号被保険者が対象になるものが「主婦年金」と呼ばれています。
主婦年金を「バイキング」で例えると…
「バイキング」で例えると…
天本部長は、この制度をバイキング(食べ放題)に例えて説明します。
自営業者などの第1号被保険者は、バイキングを全額自腹で食べる人。
会社員・公務員の第2号被保険者は、半額を会社が払ってくれる上に、基本料理(基礎年金)に加えて特別メニュー(厚生年金)も食べられます。
そして第3号被保険者は、第2号被保険者の同伴者として、無料でバイキングを楽しむことができます。
この仕組みに対して「ズルい」という声が上がることもありますが、一方で「育児や介護などで働きたくても働けない人のセーフティーネットとして縮小すべきではない」という声も。
制度の見直しは、一筋縄ではいかない課題を含んでいます。
検討会が初会合・議論がスタート ただし結論は・・・
見直しに向けた検討会がスタート、ただし結論はまだ先
厚生労働省は4日午後3時、「主婦年金」の見直しに関する検討会の初会合を開きました。
国は、第3号被保険者をなるべく第2号被保険者へ移行させていく方向で議論を進めていて、対象は約600万人規模になります。
見直しに向けた議論はスタートしましたが、天本部長は「結論が出るのはまだ先」とみています。
天本部長
「年金制度は20歳から60歳まで、40年かけて払い続ける制度です。簡単に変えられるものではありません。今年1年かけて課題を整理し、来年度に方向性を出していくことになります」
天本部長はパリ支局長時代の経験から「フランスの人たちは自分がいくら稼いでいくら税金を払っているか細かく把握して、何歳でリタイアできるかまで計算している」と話します。
日本では会社が自動的に年金を天引きしてくれるため、自分の年金額を把握していない人が多いのが現状と指摘します。
年金を「自分ごと」として考えるきっかけに
天本周一部長
解説を通じて、天本部長は「年金は国民全員に関わる制度なので、他人事にしないでほしい」と強調します。
天本部長
「まず自分の年金がどれくらいなのかを確認してください。そして家族で話し合う機会を作ってほしいです。制度をどう変えるかについては、選挙のときに各政党の年金政策をしっかり確認して、投票に行くことが大切です」
ちなみに、現在多くの人が受け取っている「ねんきん定期便」は「消えた年金問題」がきっかけで生まれたもの。「それ以前は、自分の年金を確認するために年金事務所へ行かなければならなかった」ということです。
”主婦年金”の議論を、自分自身の年金への関心を高めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
(「newsおかえり」2026年9月4日放送分より)
最終更新:09/04 20:00


