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いま“英検バブル”! 受験で有利、その一方で浮かび上がる日本人の英語力の課題【週イチのアマモト】

09/11 18:00 配信

いま英検バブル!

 1963年に約3万8000人だった英検の受験者数が、2025年度には約454万人にまで増加しています。60年余りで実に120倍近い増加ぶりです。いったい何が英検をここまで人気にさせているのか。

 そして、受験者が増え続ける一方で浮かび上がる日本人の英語力の課題とは。

 ABCテレビのニュース部長・天本周一さんが分かりやすく解説しました。

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いま英検バブル! 去年新たに“準2級プラス”が導入

去年新たに“準2級プラス”が導入

 英検が生まれたのは1963年のこと。翌1964年の東京オリンピックに向けて、日本人の英語力を高めようという目的で始まった試験です。当初の受験者は約3万8000人でしたが、2025年度には約454万人にまで増加しました。

  英検の階級は、5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級。そこに昨年、新たに「準2級プラス」が加わりました。2級合格が「かなり高い壁」とされてきたため、準2級と2級の間にもう一段階のステップを設けたものです。

受験で“武器”になる英検

ABCテレビのニュース部長・天本周一さん

 英検がここまで人気になった背景には大きく2つの理由があります。1つは他の試験に比べて検定料が安いこと。そして、受験に有利になるという点です。

 級ごとに次のような“メリット”があります。

・準2級:高校受験で主力武器になる
・準2級プラス:一部の大学で利用可能
・2級:多くの大学で受験に活用できる
・準1級:有名大学でも優遇される
・1級:難関大学でも英語試験の免除や加点がある

「英語を学ぶ=英検に合格」という現状 その一方で日本人の英語力は…

日本人の英語力は…

 教育ジャーナリストのおおたとしまささんは「英語を学ぶイコール英検に合格という現状になっていて、英検に合格しないと勉強している意味がないという親子も増えてきている。多様な学び方を考えてほしい」と指摘します。

 英検の受験者数は増加していますが、実際の英語力はどうでしょうか。

 去年の調査では、世界123の国・地域で日本の英語力は96位。アジア平均を下回り、「理解はできるが使いこなせない」という指摘も。

文科省がAI活用を視野に、英語教育の方針を見直し

文科省が動いた、焦点の一つが“AI活用による発信力強化”

 こうした現状を受け、文部科学省の中央教育審議会は「小学校段階の外国語教育のあり方」について審議を進めています。焦点の一つが“AI活用による発信力強化”です。

 AIが翻訳・通訳を担う時代に、どのように外国語を学ぶべきかを根本から考え直そうという方針です。実際、今年導入予定だった英検6級・7級(主な対象は小学生)は、この方針を踏まえて導入延期となりました。

 天本部長は「受験ももちろん大事ですけども、英語を使いこなすことも大事なのではないでしょうか」と話し、今一度英語を学ぶ目的を考えてみても良いかもしれません。

(「newsおかえり」2026年9月11日放送分より)

最終更新:09/11 19:14

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