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小売りも“体験”の時代 スーパーで職人の握りたて寿司にライブハウスも! 大阪のあの‟激安”スーパーに驚きの新店舗 「リテールテイメント」の取り組みとは
09/17 13:14 配信
大阪市を中心に展開しているスーパーマーケット「スーパー玉出」の新世界店は、今年4月にオープンしたばかりの店舗です。ここでは「リテールテイメント」を取り入れて、注目を集めています。
「リテールテイメント」とはどのようなお店なのでしょうか。実際に訪ねて体験してみました。
小売りと娯楽の融合「リテールテイメント」 ‟激安”スーパーも・・・?
リテールテイメントとは
リテールテイメントとは、「小売り」と「娯楽」を融合させた新たなマーケティング手法で、買い物だけでなく客が楽しむことができる場になっています。
スーパー玉出新世界店に入ると、最初に玉出グッズの数々が並んでいました。
オリジナルのハイボールやエコバッグ、ゴルフボールなどがあり、店舗に来ないと買うことができません。
ここはスーパー・・・? 握りたての寿司にライブハウスも
握りたての寿司を提供
次に案内してもらったのは惣菜コーナーでした。
案内をしてくれた新世界店の木田誠店長のイチオシは「玉出バーガー」です。ずっしりと重く、食べごたえがあります。
木田店長
「この店舗の3階にセントラルキッチンがありまして、ここで造ったものを配送しています」
そのため、新世界店で販売されているのは一番フレッシュ。出来たてを提供できるということになります。
店舗の2階には広々としたイートインコーナーがあり、購入した惣菜をお酒を飲みながら楽しむということもできます。
イートインコーナーの一角は寿司のライブキッチンになっていて、職人の握りたてを食べることができます。価格も安く、5貫入りで600円以下です。
スーパー内のライブハウス
店舗の上層階へ上がると、来店客をさらに楽しませる仕掛けがありました。
店舗4階に広がっていたのは、広いホールでした。
ライブハウスとして、昼はカラオケラウンジに、夜は音楽やお笑いのイベント会場に使われるということです。
昼と夜で2つの顔を持ち、店名の「たまで」をもじってTMDホールと名付けられました。このホールは11月のオープンを予定しています。
信条大切にしつつ「買う・食べる・楽しむ」を創出
“いい商品をより安く”という商いの信条を大切にしつつ、「買う・食べる・楽しむ」空間を提供する「体験型スーパー」。スーパー玉出新世界店はそれを実現しました。
岩本アナ
「率直に言ってびっくりしました。『スーパー』の範囲をはるかに超えているんですけど狙いは?」
木田店長
「買い物しながら『おもろいのがあるやんけ』とお客さまに楽しんでいただきたい」
岩本アナ
「商品も売るが『おもろいな』を売っている?」
木田店長
「なんか面白いもの、アピールできるものを販売するということです」
岩本アナ
「おもろいなぁの先には『また行こか!』があるということですね」
木田店長
「そうそうそう!」
玉出以外にも広がる 小売りと娯楽の融合
リテールテイメントの長所と短所
こうした"小売り×娯楽"の取り組みは、ほかにも広がっています。
・ ミキハウス:ロケットの中に入ると、楽しみながら子どもの足のサイズを測ることができる
・ ファミリーマート:クレーンゲームやカプセルトイを設置し、子どもが遊べる場所としての機能も持たせる
・ なんばマルイ:店内を60分かけて巡る本格謎解きイベント(11月30日まで)で、普段来ないフロアへお客さんを誘導する取り組み
インターネットで何でも買えるいま、リアル店舗だからこそ提供できる"体験"を武器にする動きが加速しています。
日本総研主任研究員の小方尚子さんはリテールテイメントについて、効率重視の買い物はネット販売などで済むので、リアル店舗では体験による集客が重視され始めていると分析しました。
一方、デメリットとして、既存の顧客が離れるリスクがあることや、かかるコストが売り上げを上回ってしまうことを挙げました。
15年後のスーパーの競合はネトフリ!? 未来の買い物の姿とは
電通の志村彰洋さん
電通でトレンド予測を専門とする志村彰洋さんは、5年後と15年後の買い物の姿をそれぞれ予測しました。
電通 未来シナリオコンサルティング部GM 志村彰洋さん
「5年後は、生活必需品はAIが把握して自動で補充してくれる時代になる。人は、感動できる体験を求めてスーパーに行くようになるのではないか。スーパーは『感性データ』を収集する場になると思う。つまり、意図的に感情を消費しに行く場所になるだろうと思います」
15年後については「スーパーの競合はNetflixになる」と予想します。
志村さん
「エンタメが先にあり、ついでに何かを買うという形になれば、もはやスーパーや百貨店ではなく、動画配信サービスとどちらが楽しいかを競う時代になると思います」
(「newsおかえり」2026年9月16日放送分より)
最終更新:09/17 22:04


