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記者に繰り返し問われ…理事長「教育の中立性に問題があった」 学校法人同志社が会見で“安全管理体制の不備”認める 沖縄・辺野古沖転覆事故
10/30 22:00 配信
3月に沖縄・辺野古沖で高校生ら21人が乗った小型船が転覆し、2人が死亡した事故。
学校法人同志社は30日に会見を開き、八田英二理事長らは安全配慮義務違反を認めるとともに、平和学習の内容について「教育の中立性に問題があった」との認識を示しました。
辺野古転覆事故で遺族が船の運航団体側と面会 同志社国際高の生徒ら2人死亡 事故原因の調査と結果の公表を求め続ける意向伝える
海に投げ出され女子生徒ら2人死亡 沖縄・辺野古沖転覆事故
2隻の小型船が転覆し2人死亡
3月16日、沖縄本島北部に位置する名護市辺野古沖で2隻の小型船が転覆する事故が発生。船に乗っていた高校生ら21人が海に投げ出され、小型船の金井創船長(当時71歳)と同志社国際高校2年の武石知華さん(当時17歳)が死亡しました。
事故から4カ月が経った7月、亡くなった知華さんの遺族は、船の運航団体の共同代表や同志社国際高校の前校長らを業務上過失致死傷などの容疑で刑事告訴しました。
武石知華さんの父親
「この事故を船長1人の事故で終わらせないために、今回の告訴に踏み切りました」
生徒らが乗っていた船は“抗議船”
生徒らが乗っていた船は、普段は米軍の新基地建設に対する抗議船として使われていました。知華さんの遺族がその事実を知ったのは、事故の後でした。
同志社国際高校・西田喜久夫校長(3月当時)
「“抗議船”という言葉では、生徒にも保護者にも伝えていることはありません」
知華さんは、学校の平和学習の一環として、その船に乗り、命を落としました。
「子ども一人の命さえ守れない社会で…」遺族の思い
亡くなった武石知華さん(当時17歳)
武石知華さんの母親
「海をみたらやっぱり悲しくて、なんでここで命を落とさなければならなかったのかなって。今回平和学習で訪れた沖縄で命を落とすことになったんですけど、子ども一人の命さえ守れない社会で、平和を語るっているのも、どうなのかなって」
尊い命が失われることになった同志社国際高校の教育活動について、国はーー。
松本洋平文科大臣(5月当時)
「今回の事案に関して、学校法人および学校の責任は極めて重い。政治的活動を禁じる教育基本法第14条第2項に反するものであったと考えております」
現行の教育基本法制定後、国がこのように判断をしたのは、同志社国際高校が初めてです。
「心よりおわび」学校法人同志社の理事長らが会見
学校法人同志社の理事長ら会見
学校法人同志社・八田英二理事長
「ご遺族、負傷された生徒および、その保護者の皆様をはじめ、関係者の皆様に心よりおわびを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」
法に反するとされた教育内容、そして命を守ることができなかった安全管理をどのように見直していくのか。30日、高校と、高校を運営する学校法人の会見が始まりました。
学校法人同志社・瀧英次常務理事
「今回の事故をめぐっては、本法人および同志社国際高校のガバナンス、内部統制の欠如、安全管理体制に関する問題点が多岐にわたり判明いたしました。こうした問題点に早期に気づくことができず、改善すべきであるという意識にも至らず、今回の事故により、生徒1名のかけがえのない命が失われ、17名の生徒が負傷されたことについて、教育機関としてあってはならないことであり、責任を痛感しております」
法人らは学校側に安全配慮義務違反があったことを認めました。その上で、再発防止策として校外学習の安全管理を統括する組織を設置するほか、校外活動の決定から実施までの過程におけるチェック体制の整備などをあげました。
また、国から指摘された教育内容の政治的中立性については、今月22日付で設置した第三者による検討委員会の結果がまとまり次第、改めて記者会見を開くとしました。
瀧常務理事
「辺野古に関する学習などにどのような問題点があり、適切な教育の実施に向けてどのような改善策が考えられるのかという観点を主眼とした検証になるものと考えております」
記者に繰り返し問われ…「教育の中立性に問題があった」
八田理事長「教育の中立性に問題があった」
ーQ.抗議船に乗せる学習内容が、教育の中立性に照らし、どう理解しているのか?
八田理事長
「抗議船に乗せたということに関して法人としてはこれまで、あるいは事故が起こるまでは、特に国際高校から連絡を受けておりませんでした」
ーQ.教育的中立性についての認識を聞きたいのですが?
八田理事長
「教育の中立性に関しては、法人として今回の事故があって教育の中立性、あるいは適正性、あるいはこれに関して検討すべきであるということでやっておりました」
ーQ.今回の学習内容が教育的中立性に照らして、問題があったのかなかったのか?
八田理事長
「このような平和学習あるいは研修に関して、教育の中立性に私は問題があったと考えております」
ーQ.どういうところに問題があったとお考えでしょうか?
八田理事長
「平和学習ということで、多面的な見方を教えるべきであって、一つの見方あるいは一つの偏ったとは申しませんけども、見方だけで平和学習が行われたというところは問題があったと考えております。これに関しては、やはり是正していくべきだと法人としては考えております」
(『newsおかえり』2026年10月30日放送分より)
最終更新:10/30 22:00


