EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 ラレコ
4月
〜5月
パク・トンハ
戎本みろ
5月 白井貴子
5月 北澤肯
5月
〜6月
中島まゆみ
6月 杉浦邦俊
6月
〜7月
伊藤遊
7月 高津玉枝
7月
〜8月
高木俊太
村上由里子
8月 石川雅之
8月 大野由紀恵
9月 藤田志穂
9月 宮腰義仁
10月 時東ぁみ
10月 森摂
11月 竹宮惠子
11月 槇原敬之
11月
〜12月
冨田勲
12月 上岡裕
12月 川端由美
12月 2008年を
振り返って
1月 赤塚りえ子
1月 中島まゆみ
1月 箕輪弥生
2月 イェンス・イェンセン
2月 武田双雲
3月 郷慎久朗
3月 椎名法子
3月
〜4月
森摂
9月6日ゲスト:シホ有限会社G-Revo代表取締役社長
藤田志穂さん

藤田志穂1  手塚「19歳で今の会社を立ち上げられましたが、どういう女の子だったのですか?」藤田「高校に入った頃から“ギャル”に憧れて雑誌を見ながらメイクやファッションを真似しました。そこにどんどんオリジナルなスタイルが入ってきて、今の形になりました。いつも楽しいことを探していました」

 手塚「この会社はどういうことをされているのですか?」藤田「マーケティング会社です。調査対象は“ギャル”です。彼女たちの関心ある情報を集めたり、商品などのプロデュースなども行っています」手塚「“ギャル”のネットワークはどのくらいですか?」藤田「1万人ぐらいいます」

 手塚「“ギャル”というスタイルで偏見や差別されたことはありますか?」藤田「学生の時には他の人が騒いでいても、ちょっと隣の子と喋っただけで、私だけが怒られたり、自転車に乗っていると“盗んだ自転車じゃないか”と疑われたりしました」手塚「それでもそのスタイルを変えることはなかったのですね?」藤田「そうですね。自分たちは好きなことをしていて、周りの人も好きなことをしているのに私たちだけ認められないのおかしいと思っていました」手塚「“ギャル”というと変なイメージを持たれがちですが、藤田さんはちゃんと学校に行って、楽しく勉強されていたんですよね」藤田「本当に学校は楽しくて好きでした。そういう見た目をしていて、変なイメージで見られるのが嫌で、学校もちゃんと通って皆勤賞を取りました。会社に遊びに来てくれる子達も生徒会長だったり、ビックリするようなことを頑張ってやっています」


藤田志穂2 手塚「19歳で会社を立ち上げたきっかけは?」藤田「会社を作ろうと思って作ったわけではなく“ギャル革命”をしたくて、行き着いたところが起業でした。所謂“ギャル”は働く場所が少ないのです、面接などで落とされてしまうので。能力はあるけれど見た目だけで通らない人たちに働く場所を提供できればと思って会社を作ることになりました」

 手塚「会社を独学で作ったそうですが?」藤田「本屋さんに行って、そういう本を買いました。でも本がいっぱいあって、どれを選べばいいかそこから迷いました。漢字も難しくて“ 定款 ( ていかん ) ”も読めなくて(笑)それでどうすればいいんだろうと思ったときに“会社を作った人に話を聞けば速い”と思って、いろんな人に会うようになりました」手塚「藤田さんは諦めないのですね」藤田「諦めないですねぇ。それに悔しかったのでそれをバネにしてやりました」

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9月13日 ゲスト:藤田志穂さん

藤田志穂3 手塚「エコやボランティアの活動もされている藤田さん、若い人たちの繁華街と言われる東京渋谷の公園の清掃活動されていますが、いつから、どういった経緯で始められたのですか?」藤田「会社を設立した時は知り合いの事務所に間借りしていました。そして渋谷に事務所を構えて、嬉しくて事務所の回りの掃除を始めました。それで改めて渋谷の街の汚さに気づきました。渋谷は公園が多いのですが、ベンチなどが汚れていたので、3年前から毎週月曜日に“掃除をしよう”と決め、ずっと行っています」手塚「藤田さんお一人ではなく、何人かで行っていますが、これは藤田さんが呼びかけたのですか?」藤田「会社の仲間とは月曜日の仕事前に行いましょうと決めました。それから友達などが参加したいと言ってきました」手塚「口コミで広まったんですね」

 手塚「昨年の5月に『エコ・ファッションパレード』と言うイベントを行ったそうですが」藤田「“エコ”は私たちからすると堅いとか入りづらいというイメージでした。それを払拭するために“エコ・イコール・イケてる”と言うようになるといいなと思い、『エメラルドプロジェクト』を起ち上げました。その第1弾が『エコ・ファッションパレード』です。ファッションブランドのモデルさんが、服に合ったマイ箸を持って2km、渋谷の街でファッションショーを行いました。ランウエイが2kmというのはギネスブックに載る長さでしたので、申請しました」


藤田志穂4 手塚「由比ヶ浜のイベントについてお聞かせください」藤田「昨年の8月に『エコ・ファッションパレード』に続く第2弾として行いました。“夏と言えば海、汚れてるね”というところからビーチクリーンをやろうと考えました。みんなが楽しく積極的に掃除をするにはどうしたらいいかと考えて、由比ヶ浜にステージを組んで野外コンサートを行い、その後に掃除をしました。コンサートを楽しんだのだから、海への感謝を形にしようと呼びかけました。1万人の人が参加してくれて、1トンのゴミが集まりました。今年の夏も行いました」

 手塚「今の若い子達は環境やエコについてどのように思っていますか?」藤田「“やばい、環境をちゃんと考えなきゃ”と思ってる子は少ないと思います。ただ、分かっていることは“なんかやばいらしい“と言うこと。難しい言葉で説明されても分からないことがすごく多くて...。海に行って汚れているとそこで初めて実感できると言う子の方が多い思います。ですからもっと身近に感じられるきっかけを作れたらいいなと思っています」

 手塚「今後の活動をお教えください」藤田「私自身は『ギャル革命』を掲げて徐々に偏見などを変えていきたいと思います。今ひとつ行っているのは、浴衣や振り袖を作っています。和と洋をコラボさせて、若い人の和服離れを止めたいと思います」


大野由紀恵さん 宮腰義仁さん

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