有名人の実家 リフォーム相談スペシャル
2015年3月15日放送

立ち退きを迫られた店


ある家族からの連絡を受け、番組スタッフは沖縄県久米島へ向かいました。
空港から車で走ること10分。
やってきたのは、島で一番の繁華街にある一軒の店。

この家、実はこの人の実家なんです!

写真:依頼主の顔写真

小島よしお

立退きが決まったものの、リフォームまでしてもらったお店は続けていきたいと思っている。
現在店舗に泊まることもある母親のために、店舗兼住宅を探したい。
 

物件探し:願いが叶う物件は…?

物件探しスタート

画像:立ち退きを迫られた店

立ち退きの期限が目前に迫り、息子に助けを求めたお母さん。
よしおさんと一緒に、慌てて引越先を探すことになりました。
2人がむかったのは島で唯一の不動産屋さん。

画像:立ち退きを迫られた店

お母さんが希望したのは、空港に近い銀座通りエリアと、高台のエリア、そしてビーチ沿いの3つのエリア。
まずは、今のお店もある銀座通りエリアへ向かいます。

物件1:銀座通りエリア

画像:立ち退きを迫られた店

今のお店があるホテルとは目と鼻の先の距離にあり、最近までハンバーガーショップを営業していたという 築9年の鉄筋コンクリート造の物件。

画像:立ち退きを迫られた店

120坪も近くある敷地内には、駐車場として使えるスペースも十分にあり、コンテナの倉庫もついています。

画像:立ち退きを迫られた店

建坪は15坪。
カウンターで厨房と仕切られた店舗スペースは、およそ20帖。
家具や照明が残っており、大きなガス台やシンクなど厨房機器もそのまま使え、居抜きですぐに営業できます。

画像:立ち退きを迫られた店

厨房奥にもスペースがあり、両方店としても改装次第では住居にもできます。
ただ、お母さんは店舗部分の狭さが気になるよう。
コンテナを住居部分にできないかといったアイディアなど、早くも、いろいろな構想を膨らませています。

物件2:高台エリア

画像:立ち退きを迫られた店

続いてむかったのは、銀座通りから丘を上がった所にある高台エリア。
この辺りは、久米島の美しい海と繁華街が見渡せる眺望の良さが人気の住宅地です。

画像:立ち退きを迫られた店

南国の木々が敷地いっぱいにうっそうと生い茂り、屋根まですっぽりと覆い隠して、建物がどこにあるかもわからないこちらの物件。
築70年以上伝統的な沖縄の建築様式を残す木造平屋建て。屋根にもびっしり植物がはびこっています。

画像:立ち退きを迫られた店

建坪は13坪。縁側を上がると一番座と呼ばれる客間がある、沖縄の伝統的な間取り。
とはいえ、しばらく誰も住んでおらず、廃墟同然の状態です。
しかし、お母さんは「可愛い!リフォームすれば大丈夫!」と前向きな意見。

画像:立ち退きを迫られた店

さらに、この物件の一番の魅力は、なんと200坪もあるのに価格は350万円!

画像:立ち退きを迫られた店

「初めは絶対なしだと思ったけど母親も気に入っているし、改装次第かも…」
小島さんも前向きに検討。

物件3:イーフビーチエリア

画像:立ち退きを迫られた店

今度は、島の東部に位置するイーフビーチエリアへ向かいます

2キロメートルにわたり、遠浅の白い砂浜が続くイーフビーチ。 その美しさから、日本の渚百選にも選ばれ、夏場には多くの観光客で賑わう久米島随一のリゾート地です。

画像:立ち退きを迫られた店

イーフビーチから歩いて2分。このエリアの中心にあり、お店を開くには絶好の立地。
建坪約40坪の鉄筋コンクリート平屋建て。
スナックと、住居として使われていた物件です。

画像:立ち退きを迫られた店

もともとスナックだった南側は改装し、住居として使われていました。

画像:立ち退きを迫られた店

トイレも広く、男子用と女子用のトイレがあります。
お母さんとしては、和式よりも様式がいいとお客さんを気遣います。

画像:立ち退きを迫られた店

住居部分は、築35年とは思えないほど手入れが行き届いていました。
台所は25年前に増築。

画像:立ち退きを迫られた店

トイレとお風呂は2年前にリフォーム済みで、すぐにでも住むことが出来そうです。

画像:立ち退きを迫られた店

2つの洋室の他、襖をはずせば12畳の続き間になる和室もあります。
店舗側に隣接した和室は、店舗の座敷席としても使えそうです。

画像:立ち退きを迫られた店

急遽始まった物件探し。
お母さんが希望する3つのエリアからそれぞれ魅力的な物件が出そろいました。
果たして小島さん親子は、どの物件を選ぶのでしょうか?

5年ぶりの匠来訪

画像:立ち退きを迫られた店

久米島で小島よしおさんのお母さんが営んでいた店の立退きの連絡を受け、急遽やってきたのは、森の木の代弁者「松永 務」。

画像:立ち退きを迫られた店

5年前に松永が手がけたこの店のリフォーム。
工期はわずか25日間。
その間、ほとんど松永も島に滞在し、なんとか完成させました。

画像:立ち退きを迫られた店

お店の躯体を見たときに古い感じはしていたので、ホテルの取壊しには納得の「匠」。
5年経ったお店の外観を見て「いい味がでている」と感慨深げ。

画像:立ち退きを迫られた店

店内もきれいに使って貰っていると感激の匠ですが…

画像:立ち退きを迫られた店

「天井の網は私が張りました!」とお母さん。
天井に網を貼り、食事に来たお客さんが見て買えるように…というアイディア。
思わず「匠」も感心。

画像:立ち退きを迫られた店

店内を見渡すと至るところに、洋服がまるで洗濯物のようにぶら下げられています。
店舗とブティック部分は分けたはずなのですが、服がどんどん増えてしまったのです。

画像:立ち退きを迫られた店

服のコーナーは、匠が唖然とするほど、服の量が増えていました。
お母さんが定期的に東京から仕入れてくる洋服は、島の女性たちに大好評なのです。

現場検証

画像:立ち退きを迫られた店

多くの常連さんに愛されている店をやめる訳にはいかない。そこでお母さんは、店を他の場所に移し、リフォームを再び「匠」にお願いすることにしたのです。

画像:立ち退きを迫られた店

早速、今回購入した物件に向かった「匠」と小島さん親子。
それぞれ魅力のある3つの候補の中から、悩んだ末にお母さんが選んだのは人気のイーフビーチエリアにあり、住居も付いたこの家でした。

画像:立ち退きを迫られた店

店舗側の壁の多さに驚きつつも、店舗側の風呂場がもともと物置だったのでは…?など流石の推理を披露する「匠」。

画像:立ち退きを迫られた店

物件視察を終え、スケジュールの確認をした匠」は、その答えに絶句…。
はたして、小島親子の希望とは…?

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