これまでの放送リスト
2014年3月23日放送

天井から子供が落ちてくる家

この物件が抱える問題

  • ■北陸の重い雪で瓦の老朽化が進んでおり、雨漏りすることもある
  • ■物置を自力で改装した子供部屋にある棚はベニヤで作られているため、補強はされているが子供が乗ると危険
  • ■子供が大きくなるにつれ、勉強部屋が必要になるが、スペースがない
  • ■子供がぶつかったり触らないように扇風機が高い位置に洋服賭けに留められた状態で置かれている
  • ■日曜大工で作った塩ビのパイプの洋服賭けは重みで、落ちそうになっている
  • ■子供にせがまれ屋根裏にスペースを作ったが、つり天井に強度がなく、子供が踏み抜いてしまい危険
  • ■収納が少なく、押入れに物が入りきらず縁側を収納に使っている
  • ■縁側は全面アルミサッシで囲われているため、強度が少なく、断熱性、気密性が悪い
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル
  • 写真:サムネイル

この問題を抱えた物件に、立ち上がった「匠」とその技

写真:「匠」の顔写真

間合いの調律師 室田高義

家族思いのお父さんの工夫が生んでしまった危険な箇所をまず解消したい。
子供部屋を作ってあげたいというお父さんの希望があるが、物理的な広さがないので、どうクリアするか考えたい。

全ての問題を解決したそのビフォーアフターをご覧ください!!

赤いカメラをクリックするとビフォーアフターの変化をご覧いただけます

家族の幸せを願った「匠」からのアイデア

新しいペットのいる職場
仕事を手伝ってくれている奥さんと2人並んで座れるデスクは、水路が流れる表の通りに面しています。

デスクの後ろにはご主人がずっと飼いたかったというチョウザメの大きな水槽が。






手間のかかる水換えや掃除が楽にできるようすぐ隣に専用のシンクまで備えました。
画像: 匠のアイデア
距離感を大事にする動線
シューズクロークから子供が直接2階に上がれる動線が設けられました。


平屋の家がそのままの形で2階建てになり、立派な階段が出来ました。
画像: 匠のアイデア
使い心地の良い水回り
洗面台は、兄弟が仲良く並んで歯を磨ける広さ。



洗面台の後ろには家族6人分のタオルや下着などが仕舞える大容量の収納が用意されました。





収納の横には、産まれたばかりの四男のためのベビーベッドも備えました。
成長に合わせ、柵の高さを調整することが出来ます。



お風呂はお父さんと子供たちがいっしょに入っても十分な広さ。
親子でわいわい楽しく入れば、身も心も温まります。




家族が6人もいれば、毎日の洗濯の量も半端ではありません。
脱衣所で洗った洗濯物は、廊下の先のベランダへ運べるようになりました。
一直線の動線で家事の負担が軽くなります。


南向きの一番日当りのいい場所を選んで作った物干し場は、以前からあったサンルーフを再利用。
屋根があるので、天気が悪い日でも安心して洗濯が干せます
画像: 匠のアイデア
安全で使いやすいダイニングキッチン
居間で遊ぶ子供たちを見渡せる位置に対面式のキッチンが作られました。


大家族用に広い作業スペースと大容量の収納も確保。
ゴミ出しや買い物帰りに便利な勝手口も付けました。



食事の支度中、小さな子供がコンロに近づかないようキッチンの入り口には、特製のベビーゲートも設置。





対面式キッチンのすぐ目の前には、親子6人が余裕で座れるダイニングテーブルが置かれました。





南向きの窓がある壁際のベンチは収納も兼ね、子供たちのおもちゃがたくさん仕舞えます。
画像: 匠のアイデア
使い勝手の良い和室
広いリビングの一角に、畳に座ってくつろげる和室が作られました。


布団などをしまえる収納も十分に確保しています。






普段は間口を開放して広く使い、建具を閉めて仕切れば、客間としても使えます。
画像: 匠のアイデア
冬に備えたリビング
大きくひらけていた東向きの開口は、補強を施して出来るだけ残し、明るい日差しを目一杯取り込みました。

その窓際に添えた階段と踏み台の中には、蓄熱パネルを重ねて作った匠特製の蓄熱暖房が備えられています。




窓際に設置した蓄熱暖房は、大きな窓で冷やされた冷気が下りてくるのを防ぐだけでなく吹き出し口の上に室内物干し竿が取り付けられており、雪の多い北陸の冬に室内で干す時に大活躍します。
画像: 匠のアイデア
子供たちがのびのびと遊ぶ空間
2階の天井まで続く、大きな壁は、ロッククライミングができる子供たちの遊び場になりました。
まだ壁が登れない小さな弟のための梯子も用意されています。

壁や梯子を上ると、吹き抜けから下が見下ろせるキャットウォークに通じそのまま2階に行くこともできます。



季節のいい頃には、ソファの後ろの大きなサッシを開け放てば、外のデッキとリビングがひと続きに。
兄弟の遊び場がまたさらに広がります。
画像: 匠のアイデア
お母さん待望の家庭菜園
デッキから階段で下りられる南側の庭には、お母さん待望の家庭菜園が作られました。


3畳ほどもある菜園の周囲を囲む枠には、屋根から降ろした古い瓦を再利用しています。
画像: 匠のアイデア
子供の願いを叶える部屋
2階には、天窓が3つもある明るい子供部屋が作られました。空間を利用して収納も確保されています。

今まで通り、家族が川の字で寝ることもできます。






屋根の勾配に合わせて付けた鴨居に可動式の壁を立てれば部屋を3つの個室に仕切ることが可能です。




天窓や収納も1部屋に1つずつ割り当てられています。
階段のある家で自分の部屋を持ちたいという子供の夢を匠はすべて叶えました。



子供部屋と廊下を挟んだ南側には4畳半もある広い納戸が作られました。これだけあれば、何でも気軽に仕舞っておけます。
画像: 匠のアイデア
兄弟が楽しめるスペース
吹き抜けにつながるスペースには、階段の周囲を昇ったりくぐったりして走り回れるアスレチックスペースが作られました。

ご主人が我が子の成長を記してきた背比べの柱も移設されました。





移設した柱を利用し、収納できる滑り台も作られました。
画像: 匠のアイデア
今回お手伝いいただいた工務店の皆さん
写真:工務店の皆さん
福井県鯖江市 サイト建設
このサイトの最初のページに戻ります