交野の倉治地区にはその名の通り、倉を持つ民家が数多く残り、古い町並みを今に残しています。この地区の氏神さまは、「機物（はたもの）神社」。機織りを伝えた渡来人を祀ったのが始まりで、今では織姫の神社として、天野川が流れる交野の七夕伝説の中心になっています。

使い終わった洋酒やソーダのガラス瓶を溶かして作られる、「再生ガラス」。夫婦ふたりで工房を構える「翁再生ガラス工房」は、手づくりの灯油窯を使って1200度に熱して溶かした再生ガラスを使って、通常の工芸ガラスでは表せないあったかい風合いのある作品を生み出しています。

「磐船神社」は天の磐船と呼ばれる高さ約12メートル・幅約12メートルの舟形の巨岩を御神体とします。神代の昔、饒速日命（にぎはやひのみこと）が天の磐船に乗って降臨されたとの伝承があります。神社には“岩窟めぐり”と呼ばれる巨岩が重なった洞窟をめぐる“行”があり、一般の方でも体験できます。

大阪で唯一の移動養蜂園「茨木養蜂園」。和歌山で越冬したミツバチたちが3月の終わりから、交野で密集めを始めます。交野で採れるハチミツは、さくら蜜。独特の青臭い香りが特徴です。さらに、レンゲ、アカシヤ…と花が移り、6月中旬からは函館郊外に移動して9月まで採蜜が続きます。