三重県との県境に広がる曽爾高原。関西でも指折りのススキの名所です。麓には温泉があり、ススキと対照的に雄大な自然を眺めることがきます。そんな曽爾高原に新たな名物が誕生しました。曽爾高原から沸き出る水を使った、地ビール「曽爾高原ビール」です。

上質な葛の代名詞「吉野葛」。宇陀市には創業450年続く「森野吉野葛本舗」があります。葛は体を温め癒す効果があるといわれています。お店の裏山には薬草園もあり、葛の本場で食べる、出来たての「葛きり」は、ひと味違います。

宇陀市で獲れるごぼうは、なぜか表面がキラキラ光っています。これは、この土地特有の土に含まれる鉱物、「雲母」が付着しているからです。付いた名前もずばり、「宇陀金ごぼう」。一般のごぼうに比べ、やわらかく・風味が高いことが特徴で、筑前煮にはぴったりです。

林業が盛んな宇陀郡曽爾村。なかでも床柱に使われる磨き丸太は高級品として取引されています。磨き丸太になるまでには植林・枝打ち・間伐と何十年という歳月と手間がかかります。普通、年輪は円を描くように出来ますが、極まれに波うった木が存在します。「天然絞り丸太」と呼ばれる、貴重な丸太です。