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吉田理恵さん 滋賀県彦根市

20211211日(土) 午前11時

ローチョコレート専門店「Hareto-Keto」

吉田理恵さん 滋賀県彦根市

琵琶湖の湖畔に位置する滋賀県彦根市。観光客も多く訪れるキャッスルロードの近くには、江戸時代の町割りが今も残る足軽組屋敷があります。その一角にあるお店が「Hareto-Keto」。昔懐かしい風情漂う店内のショーケースには、カラフルなチョコレートが並んでいます。このチョコレートは全て、ローチョコレート。
ローチョコレートとは、カカオを焙煎せず、カカオが持つ豊富な栄養を生かしたスーパーフードなのです。カカオ豆に含まれるポリフェノールは熱に弱いため、48度以上の過熱をせず、小麦、白砂糖、卵、牛乳、乳製品を一切使わないチョコレート。糖分は果物やメープルシロップなどから取り、100%植物性です。このチョコレートを製造・販売するのが、吉田理恵さんです。

吉田さんは元看護師。患者さんと接する中、健康食に興味を持ちました。そんなある日、京都のチョコレート専門店のワークショップで食べたローチョコレートに夢中になります。「頬張った時の心の充足感に驚きました」。以後、看護師を続けながら、京都のローチョコレート専門店で作り方を学び、独立。出身地の彦根でお店を開き、クラウドファンディングで資金を募り、足軽組屋敷群の中に工房も作りました。
足軽組屋敷とは、城下町の最も外側に立ち並び、彦根城と城下町を守るため、足軽衆が住んでいた屋敷群です。400年もの間、その屋敷がほぼほぼ残されています。吉田さんの工房はその中にあるのです。

ローチョコレートは特別なカカオ豆を使い、時間と手間がかかるため、どうしても販売価格が高くなるのが難点です。気軽に楽しんでもらうため、ワークショップも開いています。そんな中、近江八幡で開催するチョコレートと音楽のイベントに参加するため、吉田さんは日本初のローチョコレートファウンテンを作ろうと決意しました。しかし、やってみるとこれが難しい。果たしてこのイベントに、ローチョコレートファウンテンを出品することはできたのでしょうか?

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Hareto-Keto(ハレトケト)
概要吉田さんが営むローチョコレート&デトックスカフェ。生のカカオから低温調理で手作りしたローチョコレートを販売。
住所滋賀県彦根市芹橋2-6-54
電話番号070-8412-6640
営業時間土曜・日曜 13~17時(ラストオーダー16時)
定休日月曜~金曜
備考店舗&オンラインストアHP
https://haretoketo.com
インスタグラム haretoketo
※臨時休業・時間変更などございます。営業日などの情報は店舗HPをご参考ください。席数が限られているためカフェ利用は予約がおすすめです。
Cacao Magic(カカオマジック)
概要吉田さんがローチョコレートと初めて出会ったローチョコレート専門店。
住所京都市左京区浄土寺石橋町41-1
電話番号075-757-8914
営業時間土曜・日曜・月曜 12時~16時
定休日火曜~金曜
備考店舗&オンラインストアHP
https://www.cacaomagic.com
インスタグラム cacaomagic
※臨時営業日、臨時休業日などの情報は店舗HPをご参考ください。
新型コロナウイルス感染拡大により、当面の間店頭販売のみ営業しています。
再興湖東焼 彦根「一志郎窯」
概要吉田さんのチョコレート工場の向かいにある、彦根の伝統工芸品・湖東焼のギャラリー。
住所滋賀県彦根市芹橋2-2-32
電話番号0749-24-6711
営業時間ギャラリー 火曜~土曜 10時~17時
定休日日曜・月曜
備考ホームページ http://www.kotouyaki.jp

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

2025621日(土) 午前11時

理想の家づくりプランナーの銭湯復活プロジェクト

坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

家を建てるとき、まずは不動産業者で土地を探し、銀行からお金を借りて土地を購入、それからどんな家を建てるか住宅会社に相談するのが一般的ですが、まったく違うやり方を推奨している家づくりプランナーがいます。坂口祐司さん、38歳。「まず、お客様がどんなライフスタイルを好むのか、家に何を求めているか、細かいことまで徹底的に聞き取り調査します。それが決まってから、予算を考慮しながら土地を探します」。

「お金をかければいい家ができるワケではない」と言う坂口さん。
住む人のライフスタイルに合わせた理想の暮らしをかなえる家づくりは施主と幾度となく打ち合わせをした結果生まれる個性を活かしたデザインと設計。

「新築した家に住んでみたら、理想と全然違っていた、ということって、よく聞くんです。それは土地から建築までをトータルで考えてくれるところが少ないからです。僕はそれを変えたくて、不動産事業と設計とデザインと施工が1社でできる会社を作りました」。
創業から10年。口コミで評判が広がり、忙しい日々を過ごしています。


そんな坂口さんに大きな転機が。創業80年以上という銭湯が土地付きで売りに出されたのです。取り壊して住宅に、という話もあったのですが、無くしてしまうのはもったいない。銭湯は地元のコミュニティだと考えた坂口さんは、友人たちや腕利きの職人達と連携して、銭湯復活プロジェクトを立ち上げました。

地元・京都の銭湯『明治湯』が閉店したのは4年前。坂口さんの「お風呂好き」建築チームはここを改装して新生『明司湯』として生まれ変わらせるため、さまざまなアイデアを出し合いました。ベテランの職人たちも銭湯改装は初めて…試行錯誤の連続です。
老若男女、地元の人も観光客も訪れやすい場所にしたい。それにはどんな銭湯にすればいいのか。ノスタルジーを残しつつ進化系に。最新式のサウナを完備。
さて、どんな銭湯となるのでしょうか。

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