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橋本孝則さん 大阪・南堀江 「ガッツ!うまい米 橋本」

2023122日(土) 午前11時

オーダーメイドのブレンド米で店の美味しさを支えるお米屋さん

橋本孝則さん 大阪・南堀江 「ガッツ!うまい米 橋本」

大阪市西区南堀江。高層ビルが立ち並ぶ一角に、一軒のお米屋さんがあります。1997年創業の『ガッツ!うまい米 橋本』です。店主の橋本孝則さんは、自ら産地へ買い付けに行き、生産現場を見てお米を仕入れています。「米は銘柄が同じでも育てる人、季節によって味が全く違う。今やスーパーやコンビニでも買える米を、わざわざお米屋さんで買ってくれる人のために、その時々で最高の味にブレンドしたものを提供したいと考えています」。「米は毎日食べるもの。なんでもいいなんておかしい。ちゃんと探せば、本当に美味しくて安全な米が見つかる」。店に度々足を運ぶお客さんも「ここの米を食べたら他には行けない」という声が。

米への情熱を語る橋本さんですが、以前は別の仕事をしていました。その彼が米に興味を持ったのは20代後半の頃。「米屋を営む知人から、産地をごまかしたりする店が少なくない、という話を聞いて腹立ちを覚えた」そうで、「それなら自分が米屋になって、ちゃんとした米を届けよう」と畑違いの米屋に転身。旨いといわれる米を探して全国を食べ歩いたそうです。「驚いたのは、米の作り方は一つではない。美味しい米を作る農家さんは、努力と工夫でその土地に合うやり方を追求しています」。米の知識を農家から教わり、炊いて食べ続けた橋本さんの店には、選りすぐりのお米が並んでいます。

橋本さんのブレンド米は飲食店でも大人気。お米のブレンドは料理や用途によって変わります。お寿司屋さんならこのブレンド、カレー屋さんならこれ、焼肉ならこれ、と米の配合を変えるだけで劇的に美味しさがアップします。橋本さんの確かな目利きとブレンド力でその評判が口コミで広がり、今や契約店舗は100店を超えるといいます。

コメ離れが叫ばれる中、米の美味しさを広く発信しようと始めたのが『おにぎりやさん』。さらに今年7月、栄養価の高い玄米を使った玄米専門店をスタートさせました。「玄米は美味しくない」という概念を打ち破る、驚きの美味しさの秘密とは?

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ガッツ!うまい米橋本 堀江本店
概要主人公の橋本孝則さんが営む米屋。自ら足を運んで選んだ全国各地の契約農家が作ったお米の特徴を見極め、銘柄だけに頼ることなくその店の要望に応じた理想の味を、ブレンド技術によって作り出す。
住所大阪府大阪市西区南堀江3-15-20
電話番号06-6536-7580
営業時間10:00~17:30
定休日日曜・祝日(当社カレンダーに準じる)
備考ガッツ米極こだわり 780円/kg

ホームページ
https://www.guts-umaikome.net/
ガッツ!うまい米橋本 宝塚阪急店
概要ガッツうまい米こだわりのお米を使用したおにぎり専門店。
住所兵庫県宝塚市栄町2-1-1 宝塚阪急百貨店2F
電話番号0797-81-8104
営業時間10:00~20:00
定休日宝塚阪急百貨店定休日に準ずる。
備考ガッツ米極宝 721円/kg
塩にぎり161円、焼鮭221円、ツナマヨ200円
熟成玄米専門店88
概要主人公の橋本孝則さんが営む熟成玄米専門店。熟成玄米を使用したおにぎり、お弁当、玄米粉を使ったスイーツ、コーヒーなど玄米にこだわった商品が多数揃うお店。
住所大阪府大阪市西区立売堀5-6-22
電話番号06-6964-8800
営業時間11:00~19:00
定休日水曜
備考みょうが枝豆290円、カリカリ梅大葉じゃこ290円、生ハムオリーブ330円
翠 岡崎
概要ガッツうまい米橋本のブレンド米を使用している日本料理店。産地直送の鮮魚や旬の食材を使用したコースを、美酒と共にご堪能いただけます。
住所大阪府大阪市中央区東心斎橋1-16-20 心斎橋ステージアビル2階
電話番号06-6227-8578
営業時間月曜・木曜・土曜:18:00~23:00
火曜・金曜・日曜:12:00~14:00/18:00~23:00
定休日水曜
備考食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270201/27136381/
肉料理 おか
概要ガッツうまい米橋本のブレンド米を使用している肉料理店。熟成肉の旨味を引き出す技と、炭火で仕上げる四季折々の肉料理が楽しめる。
住所京都府京都市東山区祇園町南側577-3
電話番号075-746-3465
営業時間水曜~日曜: 12:00~14:00/18:00~22:00
火曜 :18:00~22:00
定休日月曜
備考ホームページ
https://nikuyakishi.com
カレーショップ いなくら
概要ガッツうまい米橋本のブレンド米を使用しているカレー屋。
住所大阪府大阪市中央区道修町4-7-7 新横堀ビル2F
電話番号06-4708-4840
営業時間月~金曜 :11:30~15:00/17:00~22:00
定休日土曜・日曜
備考食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27116627/

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次回の放送

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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