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『BONO café』 樋口智香さん

201847日(土) 午前11時

大阪・茨木の食材を愛し、旬の美味しさを伝えるママさんパティシエ

『BONO café』 樋口智香さん

大阪府茨木市に、地元の人たちに大人気のカフェ「BONO café」があります。ランチタイムは連日満席になるほどの人気ぶり!
その理由は、オープン以来一日も同じ献立にしていないという日替わり定食「BONO定食」と、プラス500円でドリンクとセットになるスイーツが楽しめること。これらをすべて作っているのは、オーナーシェフ&パティシエで、2児の母でもある樋口智香さんです。

かつて、有名ホテルでパティシエとして働いていましたという樋口さん。やがて「もっとお客さんとふれ合いながら料理を作りたい」という思いから、「BONO café」をオープンしました。それだけに、店内で頂けるスイーツは、チーズケーキやスフレケーキ、プリンなど、洗練されたスイーツが揃っています。

実家が茨木で兼業農家をしていたという樋口さん。幼い頃から茨木の食材に触れて育ってきました。そこで知った「茨木の旬の美味しさ」をもっと知ってもらいたいと、「BONO café」では茨木の食材にこだわっています。
実家で採れた野菜をはじめ、お米や手作り味噌など、なんと90パーセント以上が茨木産の食材!
「ここへ来れば茨木の旬を味わうことが出来るように」という樋口さんの思いが込められています。

そんな樋口さん、実は昨年、第二子の出産を終えたばかり。子育てにひと段落したところで、ランチメニューに登場させる新たなスイーツ作りに挑みます。
目をつけたのはこれまで使ったことのない、茨木で生まれた品種のイチゴ。
春の王道でもあるイチゴを使っての新スイーツ作りに密着しました!

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ボノ カフェ(BONO café)
概要ランチ時は地元客で満席。ティータイムにはおいしいケーキを目当てに遠方からもお客さんが訪れる名店
住所大阪府茨木市水尾2丁目14-35
電話番号072-632-5124
営業時間11:00~17:00(L.O.16:00)
定休日日曜・祝日
備考数量限定BONO定食 ドリンク・デザート付 1,500円(税込)
清水養鶏場
概要昔は市内に多くの養鶏場がありましたが、現在では三島地区でただ1軒となりました。濃厚な黄身の卵が特徴
住所大阪府茨木市大字安元207
電話番号072-649-2065
営業時間毎週 8:30~10:30
三島うど 中井大介・中井優紀さん
概要特産「三島うど」は春を告げる茨木の山の幸。現在は熟練の三島うど農家から技術を継承した千提寺の中井さん一人が生産・販売している
住所大阪府茨木市大字千提寺380番地
電話番号090-6900-6968
備考三島独活【松】 6,000円(現在SOLD OUT)

平成29年1月28日に開催された「第1回おおさかNo-1(のうワン)グランプリファイナル」において審査員特別賞を受賞されました。

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次回の放送

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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