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2020年11月7日(土) 午前11時~
“秘境”のスパイスカレー 移住した店主の奮闘
「鳥唄山馨」 店主 田中秀樹さん
和歌山県の山深い集落に週末と祝日のみオープンするスパイスカレーの人気店「鳥唄山馨(トリウタイヤマカオル)」があります。
オーナー店主は、3年前にこの地に移住し、犬と一緒に山暮らしを始めた元会社員の田中秀樹さん。築160年の古民家を改装したお店からは、天気が良ければ和歌山の海や四国の山並みまでが見渡せるとか。そんな自然のなかで絶景を眺めながらいただくのは、旬の食材を使った日替わりのスパイスカレー。田中さんが金曜日に仕入れる食材で、「本日のカレー」2種のメニューが決まります。
高校3年生のときから数年間、長野県白馬の山小屋で冬のアルバイトを経験した田中さん。まかないで食べたスパイス料理にハマり、自身もカレー作りが趣味になりました。その後、大阪で就職しますが、全く新しいことをしたいと41歳で退職。山小屋で仲間たちと過ごした楽しい食事の時間が忘れられず、秘境でスパイスカレーのお店をしたいと考えます。そして、和歌山県かつらぎ町の町役場が取り組む移住斡旋を知り、古民家と出会ったのです。
現在は完全予約制で、土曜と日曜、祝日のみオープンし、木曜日は町役場の駐車場で移動販売をしています。そんな田中さんは看板犬のマルタと森を散策するのが日課。また、古民家カフェを営む先輩移住者や後輩移住者、さらには古くからこの地に暮らす地元の人たちとの交流も深く、すっかり地域に溶け込んでいます。
田中さんがカレー作りで一番大切にしているのは食材選び。現在、新たに開拓しているのが、イノシシの肉を使ったカレー。罠猟の免許も取得し、新たな名物カレー作りに取り組む田中さんに密着しました。
概要 | 今回の主人公・田中秀樹さんが店主を務めるカレーの人気店。脱サラし過疎の山村に移住。地元の食材にこだわったカレーを作っている。 |
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住所 | 和歌山県かつらぎ町東谷1380 |
電話番号 | 0736-20-6845 |
営業時間 | 11:00~16:00(要予約) 日・土・祝のみ営業 |
備考 | 週替わりカレー 1,500円(税込)※サラダ・スープ・副菜付き 2種のあいがけ 1,800円(税込)※サラダ・スープ・副菜付き 大阪市内から車で 約1時間15分 フェイスブック 「鳥唄山馨」で検索 |
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