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徳増良介さん 京都市右京区 「スパイスカレー キテレツ」

2022611日(土) 午前11時

京都でバズっているスパイスカレー

徳増良介さん 京都市右京区 「スパイスカレー キテレツ」

京都・西院ではここ最近、若い店主が営むこだわりの店が続々とオープンしています。そんなエリアで今、注目を集めている店があります。『スパイスカレー キテレツ』。
混雑を避けるため、予約と整理券でお客さんをさばいていますが、どの時間も満席になるほどの人気です。ここでは日替わりでスパイスカレーが楽しめるのですが、1種類のカレーを提供するのではなく、4種類のカレーを一皿に盛る「多種類のあいがけカレー」なのです。店主は、徳増良介さん。独創的なアイデアで、多くのファンに支持されています。カレーの仕込みは大変ですが、それだけではありません。徳増さんはカレー屋さん以外に、バンドマンとしても活動しているのです。

埼玉県所沢に生まれた徳増さんは、4歳の時、母親と兄の3人で京都に移り住みました。10代の頃、兄とバンドを組んで以来、ミュージシャンとして現在も活動中。今年の大型フェス『京都大作戦』にも出場が決まり、バンドとカレーに益々気合が入ります。

徳増さんがカレーにハマったのは、ある時、食材屋さんでスパイスカレーのキットに出会ったのがきっかけでした。最初は自分のために作っていたのですが、なじみのバーやライブハウスで販売したところ、好評だったので、友人とお店を持つことに。そして去年の11月、満を持して自らの店舗をオープンさせました。

忙しい徳増さんを支えてお店を手伝うのは、ガールフレンドの侑希さんです。ある日、「肉の日」のために、二人で食材を買い出しに。肉にこだわったカレーはオープン前に全席完売し、大好評。お客さんの顔は皆、それはそれは満足そうでした。

店舗を構えて半年。徳増さんは、早くも次の行動を起こします。兄を巻き込んでの『キテレツ』新展開とは、何だったのでしょう?そして和食の出張料理人・牧田旬加さんと出会ったことから、二人は和食とスパイスカレーのコラボメニューを開発しようとします。さて、こちらはどんなメニューが出来上がったのでしょうか?

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スパイスカレーキテレツ
概要徳増良介さんが手がけるあいがけスパイスカレー。
日替わりのカレーメニューはSNSで要確認。
住所京都市右京区西院寿町19-11武岡ビル1F
営業時間11:00~15:00(14:30L.O)
※売り切れ次第終了。
定休日SNSを確認。
備考インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/kiteretsucurry/

席のご予約はこちら
airrsv.net/kiterestucurry/calendar
キテレツランカ
概要九州のソウルフードにヒントを得たカレーの専門店。
住所京都市中京区下御霊前町631岡崎ビル201
営業時間11:00~15:00(14:30L.O)
※売り切れ次第終了。
定休日SNSを確認。
備考インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/kiteretsulanka2/
Burger RooM
概要京都にこだわった食材でハンバーガーを提供。
住所京都市中京区壬生西土居ノ内町23
電話番号075-874-2906
営業時間11:30~22:00
定休日水曜
備考キーマカレーバーガー
※通常は1280円 チーズなどのトッピングで100円プラスになります。
※期間限定商品のためコラボイベントの日程はインスタグラムで要確認。

インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/burgerroom.kyoto/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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