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リストランテ『ドゥエ』 シェフ 木下憲幸さん

2018113日(土) 午前11時

和の食材と最新の調理器具で、新たなイタリアンを発信するシェフ!

リストランテ『ドゥエ』 シェフ 木下憲幸さん

美食の町、神戸三宮の山手にあるリストランテ『ドゥエ』は、和食の伝統である“出汁”のうまみを活かし、食通たちを魅了する“割烹仕立て”のイタリアンが楽しめるレストラン。腕を振るうのが、シェフの木下憲幸さんだ。

木下さんが作るのは、日本の素材をふんだんに使い、いくつもの出汁を使い分け、最新の調理器具を駆使して生み出す“割烹仕立て”のイタリアン。鰹の一番出汁や、羅臼の昆布出汁、シイタケの出汁、アサリの出汁など、使用する食材に合わせて様々な出汁を使用。塩にもこだわり、高知県で天日塩を作る職人に特注。肉、魚、パスタでそれぞれ使い分けている。

また、生の食感でありながら、煮物のように“しゅんだ”味わいを醸し出せる減圧加熱調理器を使った一品が名物になっている。

シェフの木下さんは大阪のレストランで修業を重ねた後にイタリアへ。本場で経験を積み、帰国。その後は、イタリア料理コンクールで全国2位に入賞するなどのキャリアを経て、2015年にリストランテ『ドゥエ』のオープニングシェフに就任した。その気鋭ぶりが評価され、わずか1年で「ミシュランガイド2016」の掲載。今や予約の取れない人気店になった。

2018年の年始、初めてお正月時期に店を開け、正月コースを作ることを決めた木下さん。使う食材は、五島列島で取れた希少な天然クエと、高知で作ってもらった特製の「蟹塩」。年末年始を返上して新たな挑戦に試行錯誤する木下さんに密着し、お正月の料理作りを追った。

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リストランテ ドゥエ
概要神戸・北野にある割烹仕立てのイタリアン。和の食材や出汁をふんだんに使った料理は日本人の舌にもマッチした優しい味で、神戸の食通たちが連日足を運ぶ。
住所神戸市中央区中山手通1-25-6 ラ・ドルレイ神戸三宮ビル6F
電話番号078-221-2266
営業時間12:00~14:30(火曜~土曜)
18:00~21:00(最終入店)
定休日日曜・月2回不定休
備考ランチ 6,000円
ディナー 10,000円、13,000円、16,000円(税サ別)
全てのコース要予約

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坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

2025621日(土) 午前11時

理想の家づくりプランナーの銭湯復活プロジェクト

坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

家を建てるとき、まずは不動産業者で土地を探し、銀行からお金を借りて土地を購入、それからどんな家を建てるか住宅会社に相談するのが一般的ですが、まったく違うやり方を推奨している家づくりプランナーがいます。坂口祐司さん、38歳。「まず、お客様がどんなライフスタイルを好むのか、家に何を求めているか、細かいことまで徹底的に聞き取り調査します。それが決まってから、予算を考慮しながら土地を探します」。

「お金をかければいい家ができるワケではない」と言う坂口さん。
住む人のライフスタイルに合わせた理想の暮らしをかなえる家づくりは施主と幾度となく打ち合わせをした結果生まれる個性を活かしたデザインと設計。

「新築した家に住んでみたら、理想と全然違っていた、ということって、よく聞くんです。それは土地から建築までをトータルで考えてくれるところが少ないからです。僕はそれを変えたくて、不動産事業と設計とデザインと施工が1社でできる会社を作りました」。
創業から10年。口コミで評判が広がり、忙しい日々を過ごしています。


そんな坂口さんに大きな転機が。創業80年以上という銭湯が土地付きで売りに出されたのです。取り壊して住宅に、という話もあったのですが、無くしてしまうのはもったいない。銭湯は地元のコミュニティだと考えた坂口さんは、友人たちや腕利きの職人達と連携して、銭湯復活プロジェクトを立ち上げました。

地元・京都の銭湯『明治湯』が閉店したのは4年前。坂口さんの「お風呂好き」建築チームはここを改装して新生『明司湯』として生まれ変わらせるため、さまざまなアイデアを出し合いました。ベテランの職人たちも銭湯改装は初めて…試行錯誤の連続です。
老若男女、地元の人も観光客も訪れやすい場所にしたい。それにはどんな銭湯にすればいいのか。ノスタルジーを残しつつ進化系に。最新式のサウナを完備。
さて、どんな銭湯となるのでしょうか。

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