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森上玲子さん 東大阪市 「季節のスープとお惣菜のお店Ryoko's kitchen」

2023617日(土) 午前11時

料理研究家が開いた惣菜専門店

森上玲子さん 東大阪市 「季節のスープとお惣菜のお店Ryoko's kitchen」

料理研究家の森上玲子さんは、様々なメディアから引っ張りだこ。雑誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発などを手掛け、料理教室も主宰しています。そんな森上さんが昨年4月、ついに自分のお店をオープンしました。それが近鉄奈良線「河内小阪」駅近くにある『季節のスープとお惣菜のお店Ryoko's kitchen』です。

こちらは森上さんが手作りするお惣菜とスープ、自家製ドレッシングの専門店。東大阪のブランド豚「なにわポーク」の自家製ハムをはじめ、吟味した食材がふんだんに使われる、こだわりのデリカテッセンなのです。人気はプレミアムナチュラルビーフ。「牛肉は国産に限る、という方に食べてほしい。広大な牧場に放たれてノビノビ過ごし、安全なエサを食べて育ったオージービーフの赤身がどれだけ美味しいか」。
食の固定観念に縛られず、素材の本質を伝えたい。そんな森上さんが作るメニューは、その日の旬や仕入れによって変わります。テイクアウトだけでなく、イートインスペースもあるので、チョイ飲みしながらお惣菜をつまむ、というスタイルも人気です。

大阪出身の森上さんは、近畿大学農学部食品栄養学科を卒業後、「かに道楽」に入社。2010年に退職して海外で家庭料理を学びます。帰国後、料理研究家として活動するようになり、仕事の依頼が徐々に増えていきます。また、活動を通じて、地元農家や畜産農家、蔵元など、いいものを作る生産者との繋がりが出来るようになり、彼らが育てた作物や、醸したお酒を、世の中に伝えたい。そのために、お店をオープンしたのです。

食材は自分の目で確かめたい。様々な生産者の元を訪れる森上さん。お酒も蔵元や醸造所を巡ります。そんな森上さんの元に、ある料理イベントの提案が。レシピは「想像の斜め上を行くものを」というハードルの高い要求でした。さて、どんな料理が出来上がったのでしょう?

ある日、台湾に森上さんの姿がありました。なんと台湾のソーセージメーカーから日本人に向けてのレシピ開発の仕事が来たのです。既にいくつかのレシピを考案中。森上さんが作る料理は、海外の人々の舌もうならせることでしょう。

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Ryoko's kitchen
概要こだわりの素材を使ったお惣菜が並ぶデリカテッセン。
住所大阪府東大阪市小阪本町1丁目2-15エスリード小阪本町1階
電話番号070-8350-7639(接客中は対応不可)
営業時間午前11時30分~午後9時ラストオーダー
(午後8時の時点で来客ない場合は午後8時に閉店)
定休日日曜、月曜(不定休)
※インスタグラムでご確認ください。
備考デリセット 1,000円
日替わりスパニッシュオムレツ 2個 550円
お酒 600円

近鉄奈良線 河内小阪駅から徒歩3分。

インスタグラム
https://www.instagram.com/ryokoskitchen.kosaka/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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養安明朗さん・美緒さん、井上拓耶さん 『BUM』 千早赤阪村

2025531日(土) 午前11時

千早赤阪村のレストラン&ヘアサロン

養安明朗さん・美緒さん、井上拓耶さん 『BUM』 千早赤阪村

杉の木が鬱蒼と生い茂る千早赤阪村の山中。その山道の途中に、忽然と古民家レストランが現れます。不便な場所にも関わらず、連日お客さんが。「何回か道に迷ったけど景色が凄い」。店を立ち上げたのは、大阪市内から移住した若き店主たち。目指しているのは、手間を惜しまない暮らし。今回は都会を離れ、心の豊かさを追い求める店主たちに密着します。

千早赤阪村の山中に2021年にオープンした複合施設『BUM』。築およそ140年という古民家をカフェレストランに改装しました。オーナーの養安明朗さんと妻の美緒さんは、南インドの伝統的な料理を提供しています。カレーをメインにしたコース料理は、どれも本格的なスパイスを使用。地元の野菜もふんだんに使っています。「これはサンバルという豆と野菜のカレーです」。明朗さんたちは、こうした本場の味に出会うため南インドに渡航し、家庭や食堂で伝統料理を学んだそうです。他のメニューもスパイシーで実に美味しそう。

もともと大阪市内の同じ飲食店で働いていた明朗さんと美緒さん。結婚後に間借り営業で始めたスパイスカレー店が評判となりますが、コロナ禍で売り上げが激減。「生きることを見つめなおしたい」と、今の地に移転したのです。それに共鳴したのが、友人の美容師、井上拓耶さん。母屋の横でヘアサロンを開業。「いい働き方が出来てるなあと」と井上さん。
広い空間を利用してギャラリーも併設。定期的に様々な作家の展示会を開催しています。

4月上旬。『BUM』はある転機を迎えていました。3年前からカレー以外の料理を作るために加入していた調理スタッフのななおさんが、6月から海外に行くことが決まり、いったん『BUM』を離れることになったのです。そのため、自分たちだけで作る新メニューを考案することにしました。

新たなメニューに向けて、明朗さんたちは滋賀県長浜市で店で使う器を探します。また、和歌山県橋本市の農園では、旬の野菜を仕入れます。調理方法も見直すことに。「インド料理を少しはずして、自分たちの暮らしに寄り添ったモノを」。次々と新メニューが生まれていきます。そして、お世話になっている農家さんや友人たちを集めて、試食会が始まりました。
果たしてその反応は?

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