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2024年4月6日(土) 午前11時~
大阪の救急医療現場の医師
仲川晃平さん 大阪市北区 「医誠会 国際総合病院 救急処置室」
大阪市北区に昨年10月開業した『医誠会 国際総合病院』。手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入した手術室に、廊下でもロボットが活躍するという、最先端病院です。そして、今回の舞台となる「救急処置室」。医師12名、看護師25名、救急救命士24名が所属し、24時間体制での患者の受け入れを実現しています。そんなチームに、27年に渡り奮闘してきたベテラン医師がいます。仲川晃平先生です。
仲川先生は内科を専門とし、高齢者の搬送が多い、朝9時から夕方5時を担当。救急患者だけでなく、ご家族にも向き合っています。さて、施設で食事中に倒れ、心肺停止状態で搬送されてきた高齢男性。胸に当てられた心臓マッサージの機械音が鳴り響きます。懸命に処置を行いましたが…残念な結果となりました。
大阪府豊能町に生れた仲川さんは、テレビドラマ「白い巨塔」を観て医師を目指すことに。山形大学医学部を卒業後、循環器科の専門医となりますが、ある仲間との出会いが救急救命に進むきっかけになりました。その仲間と、5年ぶりに再会します。
35歳でアメリカに渡った仲川さん。英語を学びながら、2年かけてアメリカの医師免許を取得。医師が少ないアラスカの僻地や、ハワイの貧しい人が多い地区の病院などに勤務。11年後、日本に帰国しました。
日本語が出来ない外国人患者の受け入れ体制を整えるために今、救急チームで取り組んでいるのが、研修会。医師、看護師、救急医、受付も参加して、外国人スタッフを患者役に、研修が始まりました。しかし想定外の出来事も起こります。受付から治療まで、いかに早く対応するか、時間が重要になるのです。そんな時、仲川さんの経験が生きてきます。
この日、昼の勤務を終えたはずの仲川さんが、夜の勤務にもついています。仲川さんのたっての希望だそう。夜は交通事故やアルコール絡みで怪我をする患者が多くなります。さて、立て続けに搬送されてきたのは、どんな患者だったでしょうか。
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