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大久保琴江さん 『宝船温泉 湯元ことぶき』 滋賀県高島市

2025118日(土) 午前11時

元アイドル若女将が盛り上げる温泉宿

大久保琴江さん 『宝船温泉 湯元ことぶき』 滋賀県高島市

美しい砂浜が広がる琵琶湖畔「近江白浜水泳場」。春から秋にかけては、キャンプ場として賑わいを見せますが、冬は静かな佇まい。その目の前に建つのが、滋賀県の味覚と、美肌の湯が自慢の温泉宿『宝船温泉 湯元ことぶき』があります。「いらっしゃいませ」と出迎えてくれたのは、3代目若女将の大久保琴江さんです。宿は創業約60年。琴江さんの祖父が湖で身体が冷えたお客さんをもてなそうと温泉を掘ったのが始まりだそう。ミネラルが豊富で湯冷めしにくく、ずっとポカポカ。

勿論、料理旅館なので料理も自慢です。厨房を仕切るのは、板長である先代の父親。すべて自家製で、「ここに来れば滋賀の幸がすべて食べられる」が信条。近江牛、ビワマス、鮎など、滋賀県を代表する食材が並びます。

父を中心に家族みんなで切り盛りしてきた『宝船温泉 湯元ことぶき』。一昨年、琴江さんが3代目を引き継ぎましたが、実は琴江さん、元アイドルで、CDもリリースしています。現在もアーティストとして活動する異色の温泉女将。そのユニークな活動が注目され、国内外から取材が絶えない人気者なのです。

そんな琴江さんが、新たな客層の開拓のため、次々と打ち出した改革があります。2023年に設備投資してサウナをオープン。「ここ数年、サウナは大ブームなので、これは外せなかった。」そして敷地内には音楽スタジオを設立。全てプロの機材を揃えました。」サウナと音楽スタジオのおかげで、実際、新しいお客様も増えたそうです。

結婚した今もライブに出演する傍ら、女将の仕事もきっちりこなします。電話対応、接客、配膳、新メニューの研究開発、予約管理、ホームページの運営、宿泊・日帰りプランの発案、在庫管理から補助金申請、などなど。閑散期でもやること山積みです。

そして…実は琴江さんは妊婦さん。番組取材中に、出産予定日が近づいていました。

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宝船温泉 湯元ことぶき
概要3代目若女将、大久保琴江さんが切り盛りする温泉宿
住所〒520-1223 滋賀県高島市安曇川町下小川2248-2
電話番号0740-32-1293
営業時間[日帰り入浴] 9:00~20:00
[サウナ利用] 10:00~20:00(平日のみ要予約)
[お食事処] 11:00~20:00
[音楽スタジオ] 11:00~22:00(原則予約制)
※詳細は宝船温泉のホームページでご確認下さい。
定休日日帰り入浴/サウナ/お食事処/音楽スタジオ(月曜)
備考参考料金

宿泊プラン《最高級近江牛しゃぶしゃぶ》
貸切露天風呂&地魚鮮魚&滋賀食材まるごと堪能プラン
お一人様 16,500円~(消費税・サービス料込み)

宿泊プラン/日帰りプランは複数あります。
その他、施設の利用料金などの
詳細は宝船温泉のホームページからご確認下さい。

ホームページ
https://www.takarabuneonsen.com

インスタグラム
https://www.instagram.com/takarabune_onsen

X(宝船温泉/琴江)
https://x.com/_kotopao

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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矢吹直宣さん いづみさん 『京の氷屋さわ』 京都市上京区

2025726日(土) 午前11時

京都らしいかき氷を作る夫婦

矢吹直宣さん いづみさん 『京の氷屋さわ』 京都市上京区

京都市上京区の「西陣」と呼ばれる地域に、4年前にオープンした『京の氷屋さわ』。いま人気の「かき氷専門店」で、次々とお客さんが詰めかけます。切り盛りするのは東京で会社員をしていた店主の矢吹直宣さんと、西陣で生まれ育った妻のいづみさん。夫婦がこだわるのは、京都ならではの素材を使ったかき氷。なんとシロップに老舗豆腐店の豆腐が使われています。今回は、かき氷に第二の人生を懸けた夫婦の覚悟に迫ります。

暑さが本格化した6月下旬。『さわ』では自家製シロップの仕込みに追われていました。白みそのシロップです。「この店を始めるにあたって、特徴的なモノを打ち出していかないと」といづみさん。「美味しいが一番」と直宣さん。

仕込みの途中、いづみさんがやって来たのは、同じ西陣にある創業明治30年という京豆腐の老舗。『さわ』独自の味を作るには、ここの豆腐が絶対必要と考えたのです。大切なのはひらめきと失敗を恐れないこと。「とりあえずやってみる」といづみさん。豆腐シロップに合わせるのは焦し醤油のキャラメルソース。豆腐の旨味を引き立てます。

午前11時。オープンと共にお客さんが詰めかけ、瞬く間に満席に。『さわ』の看板メニューのひとつ「京の白みそ」。自家製のミルクシロップをベースに、中に白ごまのシロップと黒糖寒天を潜ませた一番人気のかき氷です。他にも個性的なバリエーションがいくつもあり、『さわ』の人気を支えています。どんなメニューかというと…今の季節は特にお客さんが殺到。二人は休憩時間も昼ごはんも取らずに、氷を作り続けています。

京都の大学で知り合った直宣さんといづみさん 結婚後は仕事の都合で京都を離れます。その後、4人の娘さんたちが生まれ、東京で暮らしていました。ところが4年前、直宣さんは会社を辞めて、他の仕事に就こうと考えたのです。その時、いづみさんは京都でかき氷屋さんをやろうと持ち掛けます。

2人が新たに試作するかき氷。それは昆布の老舗の塩昆布を混ぜ込み、他の西陣の味をすべて詰め込んだ「西陣オールスターズ」。いったいどんな味わいになるのか?さらに、西陣の日本茶専門店で入手した幻の抹茶を使ってグレードアップした、抹茶のかき氷にも挑戦!

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