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『ぱん屋ふじ田』パン職人 藤田幸男さん

2018331日(土) 午前11時

名門ホテルのベーカリーを支え続け、新たな人生のスタートを切ったパン職人!

『ぱん屋ふじ田』パン職人 藤田幸男さん

三重県志摩市阿児町。とても分かりにくい場所にあるのに、毎日行列ができる『ぱん屋ふじ田』があります。

作っているのはパン職人歴46年の藤田幸男さん。2016年に開催された伊勢志摩サミットでは、世界の首脳が食べたパンも焼いていました。
昨年5月に地元の観光ホテルを退職、夫婦2人で『ぱん屋ふじ田』をオープンさせました。

「志摩観光ホテルのシェフのパンが食べられる」とお店は大評判。開店前から行列ができ、午前10時と同時に飛ぶように売れていきます。
一番の人気は、サミットで各国首脳にも提供された「ハードロール」で、一人5個限定。他にもホテル時代からの味を守るバゲットやデニッシュ、メロンパンなど、決して派手で華やかではありませんが、藤田さんの経験と技術が詰め込まれたものばかりです。

そんな藤田さん、独立と同時にこだわったのが「ガラス張りの内装」。ホテル時代には出来なかった、お客さんの顔を見ながらパン作りをしたいという思いの表れです。また、これもホテル時代にはなかなか出来なかった遊び心のあるパン作りにも積極的。
例えばメロンパン。普通のものとは別に、地元・三重の伊勢茶風味のものやイチゴを使ったものなど、新しいメニューもどんどん増えてきています。

オープンして初めて迎える春。藤田さんはまた新たな地元の食材を使ったパン作りに取りかかります。使う食材は、三重県の名産・伊勢えび!「伊勢えびでパンを作ってほしい」という友人の言葉もあり、初めて挑戦することになりました。
伊勢えびを挟むだけ、乗せるだけではない「魅せるパン」を作りたいという藤田さん。
パンだからこそ味わえる、身から殻まで、伊勢えびの全てを詰め込んだパン作りとは?

職人歴46年、ベテランパン職人の夢に密着しました!

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ぱん屋ふじ田
概要地元観光ホテルでパンを焼き続けて46年。
伊勢志摩サミットの時に各国首脳も食べたパンを焼いていた職人が2017年9月に独立したお店。
住所三重県志摩市阿児町立神2038-4
営業時間10:00~売り切れ次第閉店
定休日毎週日曜・月曜、第1・3土曜
備考ハードロール 80円
メロンパン 160円

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

2025621日(土) 午前11時

理想の家づくりプランナーの銭湯復活プロジェクト

坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

家を建てるとき、まずは不動産業者で土地を探し、銀行からお金を借りて土地を購入、それからどんな家を建てるか住宅会社に相談するのが一般的ですが、まったく違うやり方を推奨している家づくりプランナーがいます。坂口祐司さん、38歳。「まず、お客様がどんなライフスタイルを好むのか、家に何を求めているか、細かいことまで徹底的に聞き取り調査します。それが決まってから、予算を考慮しながら土地を探します」。

「お金をかければいい家ができるワケではない」と言う坂口さん。
住む人のライフスタイルに合わせた理想の暮らしをかなえる家づくりは施主と幾度となく打ち合わせをした結果生まれる個性を活かしたデザインと設計。

「新築した家に住んでみたら、理想と全然違っていた、ということって、よく聞くんです。それは土地から建築までをトータルで考えてくれるところが少ないからです。僕はそれを変えたくて、不動産事業と設計とデザインと施工が1社でできる会社を作りました」。
創業から10年。口コミで評判が広がり、忙しい日々を過ごしています。


そんな坂口さんに大きな転機が。創業80年以上という銭湯が土地付きで売りに出されたのです。取り壊して住宅に、という話もあったのですが、無くしてしまうのはもったいない。銭湯は地元のコミュニティだと考えた坂口さんは、友人たちや腕利きの職人達と連携して、銭湯復活プロジェクトを立ち上げました。

地元・京都の銭湯『明治湯』が閉店したのは4年前。坂口さんの「お風呂好き」建築チームはここを改装して新生『明司湯』として生まれ変わらせるため、さまざまなアイデアを出し合いました。ベテランの職人たちも銭湯改装は初めて…試行錯誤の連続です。
老若男女、地元の人も観光客も訪れやすい場所にしたい。それにはどんな銭湯にすればいいのか。ノスタルジーを残しつつ進化系に。最新式のサウナを完備。
さて、どんな銭湯となるのでしょうか。

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