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『鶴と亀』寿司職人 高須賀謙さん

2017826日(土) 午前11時

驚きのコストパフォーマンスで人々を魅了する寿司職人!

『鶴と亀』寿司職人 高須賀謙さん

大阪市北区西天満。細い路地の突き当りに、今、連日満員の人気寿司店「鶴と亀」がある。カウンター9席の小さな店で寿司を握るのは、店主で寿司職人の高須賀謙さん。独創的な寿司懐石は、旬の食材をふんだんに使い、手の込んだ数々の料理が楽しめると評判を呼んでいる。人気の秘訣は、コースの値段が4,200円という驚きのコストパフォーマンス!
メニューはコース1種類のみだが、美しい握りの数々に加え、30品目以上の食材を使った手の込んだアテ料理も人気。カウンターを彩る、鮮やかな料理の数々を紹介。
厳選した素材を使いながら、驚くほどリーズナブルに価格を設定する高須賀さん。そこにある思いとは・・・。さらに、奇跡のコストパフォーマンス実現の秘密に迫る!そこには、高須賀さんの並々ならぬ努力があった。

奥さんの故郷、鹿児島県の奄美大島へ里帰りする高須賀さん一家。今回はただの里帰りではなく、奄美で新たな食材を探すのが目的だという。漁港近くの鮮魚店を訪れた高須賀さんは、大阪では見かけない珍しい海の幸を探し、高級魚の「ハージン」や「セミエビ」など、挑戦してみたい食材を購入する。
今回の里帰りのもう一つの目的は、日頃から支えてくれる家族への恩返し。奄美の食材を使った料理を振る舞い、その中で奄美の食材を大阪で使うためのヒントも得たいという。初めての食材で、奥さんの親戚や友人たちが集まる寿司パーティーに挑む高須賀さん。

奄美大島で束の間の夏休みを楽しんだあとは、大阪に戻り、奄美で出会った食材をさらにアレンジをし新たな料理で、お客さんをもてなした。

寿司処 鶴と亀
概要驚きのコストパフォーマンスで誰もを魅了する寿司懐石の店。
北新地界隈では破格の4,200円のコースのみ。
幅広い層の人に味わってもらいたいと店主・高須賀謙さんは言う
住所大阪府大阪市北区西天満4-12-17 西田建物
電話番号06-6365-8500
営業時間17:00~22:00
定休日日曜(臨時休業あり)
備考完全予約制

【3交代制】
・17:00 → 18:45
・19:00 → 21:15
・21:30 → ラスト
16:30以降に電話予約受付
前川水産
概要鶴と亀の店主・高須賀さんが奄美大島での食材探しに伺った鮮魚店、セミエビをはじめ奄美大島ならではの海の幸が揃う
住所鹿児島県奄美市名瀬港町6-16
電話番号0997-52-1022
定休日日曜・1月1日~4日・お盆
備考伊勢海老他、奄美近海で獲れる鮮魚や冷凍、加工食品の販売
富田酒造場
概要鶴と亀で置く焼酎を作る酒造メーカー
住所鹿児島県奄美市名瀬入舟町7番8号
備考黒糖焼酎「龍宮」など黒糖焼酎の直接販売はしていません、酒販店、百貨店などでご購入ください。

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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