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「真栄多商店」前田衣紗さん

2018915日(土) 午前11時

フルーツを通して子どもたち笑顔を送る、ママさん店主の夢のカタチ!

「真栄多商店」前田衣紗さん

京都市下京区に昨年一軒のお店がオープンしました。
フルーツショップ・真栄多商店。店内には旬を迎え、その時期に一番美味しい産地にこだわったフルーツが並びます。
そして、お店の看板商品が「フルーツコフレ」。旬のフルーツをカットし美しく詰め合わせた、果物の宝石箱です。

作っているのは店主の前田衣紗さん。フルーツコフレを作るきっかけは、長女が幼い頃にアトピー性皮膚炎を発症したことでした。
小麦粉や卵を使ったケーキが食べられない娘のために、甘くて美味しい果物を楽しく食べてもらいたい!とフルーツのカットを独学で習得。それがやがてママ友の間で評判となり「同じような境遇の人達にも届けたい」と、昨年お店をオープンさせたのです。

フルーツを通して子どもたちを喜ばせたい、という思いが強い前田さん。この夏、地元で行われる地蔵盆のお祭りで子どもたちに新しい商品を作って配ることにしました。考えたのは、果物たっぷりで見た目も楽しいフローズンフルーツ!試行錯誤の末に、どんな新作が完成したのでしょうか?

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真栄多商店(まえだ しょうてん)
概要今回の主人公・前田衣紗さんが果物をカットし華やかな見た目にして箱に詰めたギフト「フルーツコフレ」が人気のお店
住所京都府京都市下京区朱雀北ノ口町41-3
電話番号075-321-6213
営業時間10:00~18:00
定休日水曜・日曜・祝日 ※9/17・24の祝日は特別に営業
備考フルーツコフレ  540円(税込)~ ※要予約
アイスキャンデー 250円(税込)~

<ホームページ>
https://www.facebook.com/maeda.fruit/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

2025614日(土) 午前11時

伝統工芸「金彩」を令和に受け継ぐ職人親子

上田京子さん 奈津子さん 『金彩上田』 京都市北区

光煌めく繊細なアート作品に、耳元で輝くイヤリング、華やかな色合いのスカーフ。これらはすべて、日本が世界に誇る伝統工芸「金彩」を施したアイテム。「金彩」とは、着物に金や銀の箔を糊で貼り付け、煌びやかに装飾する技法です。唯一無二の美しさで古くから友禅に活用されてきましたが、和服離れとともに、その技法を知らない人が増えています。そんな「金彩」を未来に繋げるために奮闘する親子に密着しました。

京都市北区にある工房『金彩上田』。営むのは金彩職人の上田京子さんと娘の奈津子さんです。友禅の世界では、絵付けと金彩が分業されることが多いのですが。絵を描くのが大好きな奈津子さんが一からデザインし、完成まで一貫して行うのが『金彩上田』流。その親子による、高度な技法を実際に見てみましょう。

京子さんはリペア技術の高さにも定評があります。下書きから絵付け、仕上げに金彩を施して修復は終了。他にも、着物の経年劣化による色褪せや箔の剝がれなど、状況は千差万別。修復には経験と熟練の技を要します。

18歳で京友禅の工房に入り、技術を習得した母・京子さん。職人の母の背中を見て育った奈津子さんでしたが、家業を継ぐ気はなく、ブリティッシュ系のアパレル会社に就職します。しかし、バブル崩壊後、ガクンと仕事が減った京子さんは、「もっと時代に合わせた多様なデザインに金彩を施せるのでは?」。そして「新しいモノづくりができるなら面白そう」と考えた奈津子さんと二人で、工房『金彩上田』を立ち上げたのです。

新しい金彩に挑む奈津子さんには、タッグを組むディレクターがいます。イタリアと日本の素材を組み合わせたファッションブランド「レナクナッタ」の大河内愛加さんです。『金彩上田』とコラボしたイヤリングやシルクのスカーフは、販売すると、たちまち完売する人気商品となっています。なぜ大河内さんは、上田さんとコラボしようと考えたのでしょう。

「少しでも多くの人に金彩を知ってもらいたい!」様々な素材で新作に取り組む奈津子さん。それ以外にも、親子の挑戦はまだまだ続きます。

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